『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』(2021年・アメリカ、イギリス)
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原題:Shoplifters of the World
監督:スティーヴン・キジャック
出演:ヘレナ・ハワード
エラー・コルトレーン
エレナ・カンプーリス
ニック・クラウス
ジェームズ・ブルーア
トーマス・レノン
ジョー・マンガニエロ ほか
上映時間:1時間31分
【あらすじ】
1987年、コロラド州デンバー。スーパーで働くクレオは、大好きなザ・スミス解散のニュースが流れても普段と変わらない日常に傷つき、レコードショップの店員ディーンに「この町の連中に一大事だと分からせたい」と訴える。ディーンはクレオをデートに誘うが、友達が軍隊に入るので仲間と集まるからとクレオは出かけていく。1人になったディーンは、地元のヘビメタ専門のラジオ局に行ってザ・スミスの曲をかけろとDJに銃を突きつけた。同じ頃、クレオ、ビリー、シーラ、パトリックの仲良し4人組は、パーティーでバカ騒ぎをしながらも、自分自身や将来について思い悩んでいた……。
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ザ・スミス解散のニュースが駆け巡った1987年、9月。5人の若者が自分を探し彷徨う、忘れられない一夜。
1980年代、痛烈な歌詞と独特の音楽性で、イギリスのミュージックシーンを席巻した伝説のバンド ザ・スミスの名曲の数々と貴重なインタビュー映像を彩りに、80年代が蘇る。タイトルの「ショップリフターズ」、代表曲の「ゼア・イズ・ア・ライト」、「ディス・チャーミング・マン」、「心に茨を持つ少年」ほか、ザ・スミスの楽曲20曲以上が全編に散りばめられ、メンバーとの関係や、解散について語る若き日のモリッシーを見ることができる。本作は、ザ・スミスの楽曲はもちろんのこと、80年代のファッションや空気感を見事に再現し、未来への不安と自分を探して彷徨う5人の若者の刹那を描いた、珠玉の青春音楽映画だ。
関係者やファンの間で長年語り継がれた"ザ・スミスファンのラジオ局ジャック事件"に着想を得て本作を監督したのは、『WE ARE X』、『JACO[ジャコ]』など音楽映画に定評のあるスティーヴン・キジャック。ラジオ局をジャックするディーン役を演じるのは、『6才のボクが、大人になるまで。』のエラー・コルトレーン、ディーンが密かに恋する "ショップリフター"クレオ役をNetflixの人気シリーズ「ソーシャルディスタンス」のヘレナ・ハワードが務める。クレオの3人の仲間、マドンナのファッションを完コピするシーラ役は、マーク・ミラー原作のスーパーヒーロードラマ「ジュピターズ・レガシー」のセクシーなヒーロー、クロエ役で話題のエレナ・カンプーリス。シーラのボーイフレンド、パトリック役はビル・プルマン主演のスパイサスペンス『ザ・コールデスト・ゲーム』のジェームズ・ブルーア、軍隊に入隊が決まり、皆が集まるきっかけとなるビリー役には、『ファミリー・ツリー』のニック・クラウスなど、新進気鋭の若手俳優が集結し、ピープル誌が発表した「最もホットな独身男性」1位に選ばれたこともある「トゥルーブラッド」シリーズのジョー・マンガニエロが、ディーンの突撃に驚きながらも、理解を示すラジオ局DJミッキー役で脇を固めた。
ジャンル:ドラマ
個人的満足度:☆☆★★★