映画 #1089『リバー・ランズ・スルー・イット』

 

『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992年・アメリカ)

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原題:A River Runs Through It

監督:ロバート・レッドフォード

出演:クレイグ・シェイファー
   ブラッド・ピット
   トム・スケリット
   ブレンダ・ブレッシン
   エミリー・ロイド
   スティーヴン・シェレン
   ニコール・バーデット
   エディ・マックラーグ
   フレッド・オークウッド
   マイケル・カドリッツ
   ウィリアム・フットキンス
   ジョセフ・ゴードン=レヴィット
   ロバート・レッドフォード(声)

上映時間:2時間4分

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【あらすじ】

1912年、モンタナ州の田舎町。ノーマンとポールの兄弟は、父マクリーン牧師からフライ・フィッシングと勉強を学んでいた。兄ノーマンの夢は牧師かプロボクサー、弟ポールの夢はプロのフライ・フィッシャーだった。やがてノーマンは東部の大学に進学、ポールは地元の大学を卒業後、地方新聞の記者をしていた。ある日久しぶりに帰郷したノーマンは、ポールが酒と賭けポーカーにのめり込んでいることを知る……。

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『普通の人々』で監督としても高い評価を得た俳優ロバート・レッドフォードの3本目の監督作品。アメリカ自然文学の名作「マクリーンの川」の映画化。モンタナの美しい大自然を背景に、家族愛と兄弟の絆を真摯に描き上げた。舞台となったモンタナ州雄大な自然(特に川)とフライ・フィッシングの美しい描写で、第65回アカデミー賞では撮影賞を受賞。本作で注目されたブラッド・ピットの美青年ぶりも大きな話題となった。

 

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"木漏れ日の中で、ほほ笑みを交わした。せせらぎといつまでも語り合った。思い出はどこまでも流れていく。心の中にある川を…" 元大学教授N・マクリーンが74歳で執筆した自伝的処女作(1977年度のピュリツァー賞候補に)が原作。若き日のブラッド・ピットが、自滅してゆく弟の儚い青春像を鮮やかに体現。釣りの中で最も優雅で難しいと言われるフライ・フィッシングは、理解し合えない兄弟を結びつけるモチーフとして重要な役割を担っている。

 

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ジャンル:ドラマ

個人的満足度:☆☆☆☆☆