映画 #778『ジョジョ・ラビット』

 

ジョジョ・ラビット』(2019年・アメリカ)

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原題:Jojo Rabbit

監督:タイカ・ワイティティ

出演:ローマン・グリフィン・デイヴィス
   トーマシン・マッケンジー
   スカーレット・ヨハンソン
   タイカ・ワイティティ
   サム・ロックウェル
   レベル・ウィルソン
   アルフィー・アレン
   スティーヴン・マーチャント
   アーチー・イェーツ

上映時間:1時間49分

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【あらすじ】

第2次世界大戦下のドイツに暮らす10歳の少年ジョジョは、空想上の友だちであるアドルフ・ヒトラーの助けを借りながら、青少年集団「ヒトラーユーゲント」で、立派な兵士になるために奮闘する毎日を送っていた。しかし、訓練でウサギを殺すことができなかったジョジョは、教官から"ジョジョ・ラビット"という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかいの対象となってしまう。母親とふたりで暮らすジョジョは、ある日家の片隅に隠された小さな部屋に誰かがいることに気づく。それは、母親がこっそりと匿っていたユダヤ人の少女だった。やがて、ジョジョは皮肉屋のアドルフの目を気にしながらも、強く勇敢なエルサに惹かれていく……。

 

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マイティ・ソー  バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督が、第2次世界大戦時のドイツに生きる人びとの姿を皮肉とユーモアたっぷりに描いたヒューマン・ドラマ。主人公のジョジョ役をローマン・グリフィン・デイヴィス、母親役をスカーレット・ヨハンソン、教官のクレツェンドルフ大尉役をサム・ロックウェルがそれぞれ演じ、俳優でもあるワイティティ監督が、ジョジョの空想の友だちであるアドルフ・ヒトラーに扮した。

 

初上映されたトロント国際映画祭で観客賞を受賞。アメリカの主な映画賞では、脚本家組合の脚色賞、衣装デザイナー組合賞(時代劇映画部門)を受賞している。ゴールデングローブ賞では作品賞と主演男優賞にノミネートされた。第92回アカデミー賞では作品賞を含む6部門(作品、助演女優、脚色、編集、美術、衣装デザイン)にノミネートされ、うちアカデミー脚色賞を受賞した。

また、本作のサウンドトラックは第63回グラミー賞で最優秀ビジュアルメディア向けコンピレーション・サウンドトラック賞を受賞した。

 

娯楽的要素と社会的教訓が絶妙のバランスで融合した秀作に仕上がっている。

 

 

ジャンル:戦争

個人的満足度:☆★★★★