『パルプ・フィクション』(1994年・アメリカ)
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原題:Pulp Fiction
出演:ジョン・トラボルタ
サミュエル・L・ジャクソン
ユマ・サーマン
ハーヴェイ・カイテル
ティム・ロス
アマンダ・プラマー
マリア・デ・メディロス
ヴィング・レイムス
エリック・ストルツ
ロザンナ・アークエット
クリストファー・ウォーケン
クエンティン・タランティーノ
スティーヴ・ブシェミ
ブルース・ウィリス
フランク・ホエーリー
フィル・ラマール
ピーター・グリーン
デュエイン・ウィテカー
バー・スティアーズ
ブロナー・ギャラガー
アンジェラ・ジョーンズ
スティーヴン・ヒバート
ジュリア・スウィーニー
キャシー・グリフィン
上映時間:2時間34分
【あらすじ】
ある朝のロサンゼルス、若い不良カップルがコーヒーショップで愛を語り合った末に強盗を働く―。ギャングのビンセントとジュールスは、ボスの命令を受け、裏切り者に奪われたスーツケースを取り返しに行くため車を走らせていた。やがて手柄を立てたビンセントは、ボスの若く美しい妻ミアとの一晩限りの夕食に付き合うことになる。ところが、ビンセントの持っていたヘロインを吸い込んだミアが意識不明の重体に陥ってしまい……。
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クエンティン・タランティーノが『レザボア・ドッグス』に続いて手がけた監督第2作で、1930~40年代のアメリカで流行した大衆向け雑誌の犯罪小説(=パルプ・フィクション)をモチーフに、3つのエピソードが交錯する斬新なスタイルで描いたクライムドラマ。時間的な順序とは異なった流れの当時としては珍しい手法で構成される。
ユーモアあふれる会話、何が起きるか分からない急展開、カッコいい映像&BGMなど、タランティーノの大胆な意匠がぎっしり。監督2作目と思えぬほどキャストも超豪華で、本作でスランプを一気に脱したJ・トラヴォルタ、後にタランティーノの『キル・ビル』2部作でも主演を務めるU・サーマン、『ダイ・ハード』のB・ウィリスらが好演を見せた。
1994年のアカデミー賞では7部門にノミネートされ、そのうち脚本賞を受賞した。カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞。その他にも多くの賞を獲得した。
ジャンル:クライム
個人的満足度:★★★★★