映画 #760『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

 

『バードマン  あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014年・アメリカ)

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原題:Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

出演:マイケル・キートン
   エドワード・ノートン
   エマ・ストーン
   ナオミ・ワッツ
   ザック・ガリフィアナキス
   アンドレア・ライズボロー
   エイミー・ライアン
   リンゼイ・ダンカン
   メリット・ウェヴァー
   ジェレミー・シャーモス
   フランク・リドリー
   ダミアン・ヤング
   ナタリー・ゴールド
   キーナン・シミズ

上映時間:1時間59分

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【あらすじ】

映画シリーズ4作目を断って20年、今も世界中で愛されているスーパーヒーロー"バードマン"。だが、バードマン役でスターになったリーガンは、その後のヒット作に恵まれず、私生活でも結婚に失敗し、失意の日々を送っていた。再起を決意したリーガンは、レイモンド・カーヴァーの「愛について語るときに我々の語ること」を自ら脚色し、演出と主演も兼ねてブロードウェイの舞台に立とうとしていた。ところが大ケガをした共演者の代役として現れた実力派俳優のマイクに脅かされ、アシスタントに付けた娘のサムとは溝が深まるばかり。しかも決別したはずの"バードマン"が現れ、彼を責め立てる。果たしてリーガンは、再び成功を手にし、家族との絆を取り戻すことができるのか……?

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第87回アカデミー賞で最多4冠(作品賞/監督賞/脚本賞/撮影賞)、世界総計185部門という驚異的な受賞数で2015年賞レースのトップに君臨し続けた傑作。『バットマン』(1989)のマイケル・キートンが、かつてヒーロー映画『バードマン』で一世を風靡した落ち目の俳優を演じ、人生をやり直そうと奮起し、現実と幻想の狭間で不運と精神的ダメージによって追い込まれる姿を映す。

不条理なストーリーと独特の世界観を作り出したのは、『バベル』でカンヌ国際映画祭監督賞に輝き、アカデミー賞にもノミネートされたアレハンドロ・G・イニャリトゥ。そして、全編1カットかと見紛う長回し映像で圧倒的なリアル感と臨場感を演出するのは『ゼロ・グラビティ』のエマニュエル・ルベツキ

 

本作は演出・演技・音楽・撮影・脚本など全てが大いに賞賛され、中でもマイケル・キートンの演技に対する称賛は並外れており、「21世紀を代表するカムバックだ。」「オスカー像をとるべき男だ。」などと多くの批評家から激賞されている。

ゴールデングローブ賞には最多7部門にノミネートされ、主演男優賞、脚本賞の2部門を受賞。

アカデミー賞には、最多9部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞の4部門を受賞している。

英国映画協会が発行する「サイト&サウンド」誌が選ぶ2014年の映画トップ20では16位、米ローリング・ストーン誌が選ぶ2014年の映画ベスト10で第2位を獲得。

アメリカ映画協会(AFI)が選ぶ2014年のベスト映画トップ10に選ばれた。

 

 

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ジャンル:ドラマ

個人的満足度:☆☆☆★★