映画 #1125『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』

 

『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』(2020年・イギリス、オーストラリア)

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原題:Escape from Pretoria

監督:フランシス・アナン

出演:ダニエル・ラドクリフ
   ダニエル・ウェバー
   イアン・ハート
   マーク・レナード・ウィンター
   ネイサン・ペイジ
   グラント・パイロ
   アダム・オヴィディア
   アダム・トゥオミネン
   ティム・ジェンキン  ほか

上映時間:1時間46分

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【あらすじ】

南アフリカ人のティムは、白人でありながらアパルトヘイトに反対するネルソン・マンデラ率いる組織「アフリカ民族会議(ANC)」の隠密作戦を行い、同胞のスティーブン・リーと共にテロリストとして1978年にプレトリア刑務所に投獄された。最高警備を誇るプレトリア刑務所に収監後、ティム、スティーブンらは、アパルトヘイト政権に対し抵抗の明確なメッセージを送るために脱走を決意する。厳しい看守の目がある中、脱出の手段として無謀とも言える鍵の製作、綿密な観察、そして10の"鉄製"のドアを突破するための"木製"の鍵を駆使して、彼らは自由への道を歩み出す……。

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自由と平等を手にするため、"木鍵"を使った前代未聞の脱獄計画に挑んだ男たちの実話を映画化!

 

ハリー・ポッター』シリーズ、『スイス・アーミー・マン』のダニエル・ラドクリフ主演による、実際にあった脱獄劇をもとに製作されたスリラー・クライム。ティム・ジェンキンが2003年に上梓したノンフィクション「脱獄(原題:Inside Out: Escape from Pretoria Prison)」を原作とし、アパルトヘイト体制下の南アフリカ共和国を舞台に、難攻不落の刑務所に投獄された活動家が集団脱獄に挑戦した実話を描いている。

 

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近年、様々な役柄を演じてきたダニエル・ラドクリフが、『ハリー・ポッター』のイメージを払拭するかのように、武器を"杖"から"鍵"に変えて、実在する政治脱獄犯ティム・ジェンキンという難役を見事に演じきった。南アフリカにルーツを持つラドクリフは、今作では、髭面できれいとは言い難い風貌で、セリフの少ないキャラクターを表情や仕草によって繊細に表現し、新たな境地へのステップアップを果たした。共演にはNetflixドラマ「ザ・ダート モトリー・クルー自伝」のダニエル・ウェバー、『ハリー・ポッターと賢者の石』のイアン・ハート、後に映画化もされたオーストラリアドラマ「ミス・フィッシャーの殺人ミステリー」のネイサン・ペイジほか。また、ティム・ジェンキン本人もエキストラとして出演を果たしている。監督は、新鋭フランシス・アナン。

 

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本作は、強い意志とスリルに満ちた逃亡劇であるだけではなく、抑圧された者達の闘争であり、すべての人の平等を追求するために立ち上がった2人の男の物語である。

 

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ジャンル:クライム

個人的満足度:☆☆☆☆☆