映画 #1219『さらば愛しきアウトロー』

 

『さらば愛しきアウトロー』(2018年・アメリカ)

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原題:The Old Man & the Gun

監督:デヴィッド・ロウリー

出演:ロバート・レッドフォード 
   ケイシー・アフレック
   シシー・スペイセク 
   ダニー・グローヴァー 
   ティカ・サンプター 
   トム・ウェイツ 
   エリザベス・モス 
   イザイア・ウィットロック・Jr.
   キース・キャラダイン
   ジョン・デヴィッド・ワシントン
   オーガスティーン・フリッツェル
   ジーン・ジョーンズ

上映時間:1時間33分

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【あらすじ】

時は1980年代初頭、アメリカ。ポケットに入れた拳銃をチラリと見せるだけで、微笑みながら誰ひとり傷つけず、目的を遂げる銀行強盗がいた。彼の名はフォレスト・タッカー、74歳。被害者のはずの銀行の窓口係や支店長は彼のことを、「紳士だった」「礼儀正しかった」と口々に誉めそやす。事件を担当することになったジョン・ハント刑事も、追いかければ追いかけるほどフォレストの生き方に魅了されていく。彼が堅気ではないと感じながらも、心を奪われてしまった恋人もいた。そんな中、フォレストは仲間のテディとウォラーと共に、かつてない"デカいヤマ"を計画し、まんまと成功させる。だが、"黄昏ギャング"と大々的に報道されたために、予想もしなかった危機にさらされる─。

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16回の脱獄と銀行強盗を繰り返し、誰ひとり傷つけなかった74歳の紳士フォレスト・タッカーの、ほぼ真実の物語。

 

ハリウッド屈指の美男俳優として人気を集め、『明日に向って撃て!』や『オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜』など長年にわたり活躍してきた名優ロバート・レッドフォードが俳優引退作と公言している最後の主演作。1980年代初頭からアメリカ各地で銀行強盗を繰り広げ、それによる逮捕と脱獄を繰り返した実在の人物フォレスト・タッカーを描いた。強盗といいながらも、発砲もしなければ暴力も振るわないという紳士的で風変わりな犯行スタイルを貫いた主人公タッカーをレッドフォードが演じ、タッカーを追う刑事ジョン・ハント役を『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケイシー・アフレックが担当。そのほか、シシー・スペイセクトム・ウェイツダニー・グローヴァーらが共演。監督は『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』のデヴィッド・ロウリー。

 

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すべての時代に名作を刻み続けてきた本物のスター俳優が、遂にスクリーンから去ってゆく。レッドフォードが最後に演じるのは、16回の脱獄と銀行強盗を繰り返した実在のアウトローだ。映画界の未来を託したい監督と豪華出演者が揃い踏み、世紀をまたいで燦然と輝く唯一無二のキャリアのまさに集大成となる作品だ。

 

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伝説の銀行強盗フォレスト・タッカーに憧れと対抗意識を抱く刑事には、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞を受賞したケイシー・アフレック。フォレストの最後の恋人には、アカデミー賞に6度ノミネートされ、『歌え!ロレッタ愛のために』で受賞したシシー・スペイセク、さらに名優ダニー・グローヴァートム・ウェイツが脇を固める。監督は、サンダンス映画祭で頭角を現したデヴィッド・ロウリー(『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』)。「この映画は思いのたけをこめたレッドフォードへのラブレターだ」と語る。

 

フォレスト・タッカーとロバート・レッドフォード、二人の"愛しきアウトロー"からの最後のメッセージをあなたに。

 

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【実在のフォレスト・タッカーとは?】

1920年アメリカ、フロリダ州生まれ。歴史を飾ってきた数々の悪名高きアウトローの中でも、他の者たちとは全く異なるタイプの銀行強盗。18回もの脱獄を成し遂げ、華麗な手口で銀行を襲っていた。

1979年の夏、サン・クエンティソ州の刑務所からボートを作って脱獄し、世間の話題をさらった。1980年代初頭、初老のメンバーで構成された「黄昏ギャング」と共に、数々の伝説的な強盗をはたらいた。年齢を顧みず、予想を裏切り、ルールをことごとく無視することをやめなかったフォレストは、晩年に強盗としての人生の頂点に達する。どんなに実現困難なものであっても、必ずや完璧にやり抜いたのだ。1999年に起こしたテキサスでの武装強盗の罪で、2000年に13年の刑を受けてから4年目の2004年、獄中にて83歳の生涯を閉じた。

 

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ジャンル:伝記

個人的満足度:☆☆☆★★