『ドラゴン・タトゥーの女』(2011年・アメリカ)
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原題:The Girl with the Dragon Tattoo
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ダニエル・クレイグ
ルーニー・マーラ
クリストファー・プラマー
ステラン・スカルスガルド
スティーヴン・バーコフ
ロビン・ライト
ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン
ジョエリー・リチャードソン
ジェラルディン・ジェームズ
ゴラン・ヴィシュニック
ドナルド・サムター
デヴィッド・デンシック
ウルフ・フリバーグ
ベント・C・W・カールソン
トニー・ウェイ
ペル・マイヤーバーグ
ジョセフィン・スプランド
エヴァ・フリトヨフソン
モア・ガーペンダル
ジュリアン・サンズ
マーティン・ジャーヴィス
インガ・ランドグレー
マッツ・アンデルソン
アーリー・ジョバー
アラステア・ダンカン
アラン・デイル
レナ・ストロンダール
アン=リー・ノルバーグ
レオ・ビル
エロディ・ユン
エンベス・デイヴィッツ
上映時間:2時間38分
【あらすじ】
スウェーデンを揺るがせた財界汚職事件の告発記事を書きながら名誉毀損裁判で敗訴したミカエルは意気消沈の日々を送っていた。ある日、彼のもとにスウェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人から家族史編纂の依頼が舞い込む。実は、ヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明だった。ヴァンゲルは、ハリエットが一族の誰かに殺害されたと信じていた。
40年前に一族が住む孤島から何の痕跡も残さず消えた少女。成功の陰に隠された一族の血塗られた過去に気づくものの手がかりの掴めないミカエルは、一族の弁護士から天才的な資料収集能力の持ち主であるとして、ある人物を紹介される。リスベットという名の顔色が悪く、ガリガリに痩せた女。この小柄な女の肩口から背中にかけて、龍の刺青が異彩を放っていた。意外なことに、彼女はこの事件に異様な関心を示す。そして彼女は、ハリエットの日記に記された聖書にまつわる数字が、ロシアの国境付近で未解決のままとなっている連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めるのだった……。
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スティーグ・ラーソンの世界的ベストセラーを映画化したスウェーデン映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(2009)を、『セブン』『ソーシャル・ネットワーク』のデヴィッド・フィンチャー監督がハリウッドリメイクしたミステリー・サスペンス。主演はダニエル・クレイグと『ソーシャル・ネットワーク』のルーニー・マーラ。
2009年に本国スウェーデンでも映像化された原作を、『セブン』のD・フィンチャー監督が再映画化。これまでの映像化以上に、原作に盛り込まれた膨大な情報量(ヴァンゲル家の家系の説明など)を反映させるという、同監督らしい凝った演出が光る(アカデミー賞では編集賞を受賞)。スターの顔触れの華やかさもハリウッドらしく、6代目"007"スターのクレイグもカッコいいが、R・マーラが本作で大熱演を見せて大化け。アカデミー主演女優賞候補になった。2018年には続編『蜘蛛の巣を払う女』も製作されている。
ジャンル:サスペンス
個人的満足度:☆☆☆☆☆