映画 #985『夕陽のガンマン』

 

夕陽のガンマン』(1965年・イタリア、スペイン)

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原題:Per qualche dollaro in più

英題:For a Few Dollars More

監督:セルジオ・レオーネ

出演:クリント・イーストウッド
   リー・ヴァン・クリーフ
   ジャン・マリア・ヴォロンテ
   マリオ・ブレガ
   ルイジ・ピスティッリ
   クラウス・キンスキー
   アルド・サンブレル
   パノス・パパドプロス
   トーマス・ブランコ
   フランク・ブラナ
   ホセ・マルコ
   ヨゼフ・エッガー
   セルジオ・メンディサバル
   カルロ・シーミ  ほか

上映時間:2時間12分

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【あらすじ】

一匹狼の賞金稼ぎモンコはニューメキシコのある町で、同業者のモーティマー大佐と出会い、自分たちがインディオと呼ばれる凶悪な殺人犯を追っていることを知る。インディオにかかった賞金を山分けすることを条件に、彼らは2人旅に出発。道中、モンコとモーティマーは互いに反目し、だまし合いを繰り広げる一方、牢獄から脱走したインディオは銀行強盗計画を練る。そして、ついにモンコたちはインディオとめぐり合い、対決の時を迎える……。

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世界中にマカロニ・ウエスタンのブームを巻き起こしたS・レオーネ監督&主演C・イーストウッドという名コンビが、2人の賞金稼ぎの冒険と対決を描いた傑作西部劇。「ドル箱三部作」の第2作目に当たる。 『荒野の用心棒』のイタリアでの大ヒットで実力を認められたレオーネが、前作を大幅に上回る予算を与えられて製作した作品。本作でレオーネは独自の演出スタイルを確立、名実共にマカロニ・ウエスタンの巨匠と目されるようになった。

 

『荒野の用心棒』で、道徳性に満ちた本場・米国の西部劇と一線を画す、血なまぐさいバイオレンスを西部劇の世界に導入したレオーネとイーストウッド。再び手を組んだ本作では、2人の賞金稼ぎの男同士の関係を、息詰まる決闘シーンも随所に盛り込んで娯楽色豊かに描写。前作同様、無精ヒゲにくわえ煙草、そしてポンチョ姿というスタイルで登場し、ニヒルな魅力を遺憾なく発揮するイーストウッド。加えて、物語をドラマチックに盛り上げるE・モリコーネの壮麗な映画音楽もファンにはこたえられない、必見の痛快作だ。

ちなみに、1967年公開のマカロニ・ウェスタンに『新・夕陽のガンマン/復讐の旅』(原題:Da uomo a uomo)という作品があるが、本作及び『続・夕陽のガンマン』とは一切関係ない作品である。

 

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ジャンル:西部劇

個人的満足度:☆☆☆☆☆