『ウエスト・サイド物語』(1961年・アメリカ)
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出演:ナタリー・ウッド
リチャード・ベイマー
ジョージ・チャキリス
リタ・モレノ
ラス・タンブリン
タッカー・スミス
デヴィッド・ウィンターズ
トニー・モルデンテ
サイモン・オークランド
ジョン・アスティン
ネッド・グラス ほか
上映時間:2時間32分
【あらすじ】
ニューヨークのダウン・タウン、ウエスト・サイド。移民の多いこの街では、二つのグループが何かにつけて対立していた。リフをリーダーとするヨーロッパ系移民のジェット団と、ベルナルドが率いるプエルトリコ移民のシャーク団だ。ある日、ベルナルドの妹・マリアはシャーク団のメンバーに連れられて初めてのダンスパーティに出かける。マリアはそこで一人の青年に心を奪われる。しかし、それは許されない恋だった。彼の名はトニー、対立するジェット団の元リーダーだった……。
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ニューヨーク・マンハッタンのスラム街を舞台に、イタリア系のジェット団とプエルトリコ系のシャーク団の抗争と悲劇を描いたミュージカル映画。原作はシェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』を元にした、1957年にブロードウェイで上演された同名のミュージカルである。本作は、その映像権を映画プロデューサーのウォルター・ミリッシュが獲得し、映画化した作品である。
ナタリー・ウッドとリチャード・ベイマー主演。これにジョージ・チャキリス、リタ・モレノらが加わり、「トゥナイト」「アメリカ」「マンボ」「クール」「マリア」など、映画の中で歌われる曲も多くの人を魅了して、サウンドトラック・アルバムも空前の売り上げとなった。
アカデミー賞では作品賞をはじめ、ノミネートされた11部門中10部門を受賞し、この中には作品賞、監督賞とともにジョージ・チャキリスとリタ・モレノがそれぞれ助演男優賞と助演女優賞を受賞した。また、ロバート・ワイズは4年後に『サウンド・オブ・ミュージック』でも監督賞を受賞している。
1961年10月18日にユナイテッド・アーティスツの製作・配給で全米公開され、批評家、観衆からの絶大な支持を得て、その年のアメリカ国内第2位の興行成績となった。
そしてAFIアメリカ映画100年シリーズによると、アメリカ映画ベスト100では1998年に第41位、2007年に第51位、2004年のアメリカ映画主題歌ベスト100では『雨に唄えば』『サウンド・オブ・ミュージック』と並んで3曲が選ばれ、また2006年のミュージカル映画ベストでは『雨に唄えば』に続いて第2位(第3位が『オズの魔法使』、第4位が『サウンド・オブ・ミュージック』)となり、ミュージカル映画の代表作として評価は高い。
1961年に初公開された後も幾度かリバイバル公開されているほか、2021年にはスティーヴン・スピルバーグ監督によって『ウエスト・サイド・ストーリー』としてリメイクされた。
ジャンル:ミュージカル
個人的満足度:☆☆☆☆★