映画 #644『サウンド・オブ・ミュージック』

 

サウンド・オブ・ミュージック』(1965年・アメリカ)

*****

原題:The Sound of Music

監督:ロバート・ワイズ

出演:ジュリー・アンドリュース
   クリストファー・プラマー
   エリノア・パーカー
   リチャード・ヘイドン
   ペギー・ウッド
   シャーミアン・カー
   ニコラス・ハモンド
   ヘザー・メンジース
   デュアン・チェイス
   アンジェラ・カートライト
   デビー・ターナー
   キム・カラス
   ダニエル・トゥルーヒット
   ベン・ライト
   ノーマ・ヴァーデン
   ギル・スチュアート
   アンナ・リー
   ポーティア・ネルソン
   エイダ・ベス・リー
   ドリーン・トライデン
   マーニ・ニクソン
   エヴァドニ・ベイカ
   ケンドリックス・ハクザム
   アラン・キャロウ

上映時間:2時間55分

f:id:power-zero:20220824042817j:image

 

【あらすじ】

1938年のオーストリア。ある日、見習い修道女のマリアは院長の命により、厳格なフォン・トラップ大佐の一家に子供たちの家庭教師としてやって来た。軍隊式の厳しい教育を望む大佐は、早々にマリアと対立。しかし、彼女の温かい人柄と音楽を用いた教育法によって、7人の子供たちはマリアが大好きになり、次第にトラップ大佐も彼女に好意を寄せていく。一方、マリアもそんな大佐に惹かれ始めている自分に気づくが……。

 

*****

 

歌うことが大好きな修道女と、彼女が家庭教師として派遣された大佐一家との温かい交流を、名曲の数々とともに描いたミュージカル映画の不朽の名作。


アカデミー作品賞はじめ合計5部門を受賞したミュージカル映画史上不朽の名作。マリアが草原で高らかにテーマ曲を歌うファースト・シーンを筆頭に、「ドレミの歌」「エーデルワイス」など誰もが知っている名曲の数々が登場。ジュリー・アンドリュースの天真爛漫な魅力と美声はもちろん、ロバート・ワイズ監督による軽快な演出、そしてラストシーンの山越えに代表される躍動感あふれる映像美に圧倒される。

 

ドイツによるアンシュルスを逃れてオーストリアからアメリカに亡命したゲオルク・フォン・トラップ大佐は、家族で合唱団を作り、アメリカで興行して成功を収めた。ゲオルクの妻マリア・フォン・トラップは、1949年に自叙伝『トラップ・ファミリー合唱団物語』を著し、ベストセラーとなった。この原作をリチャード・ロジャースオスカー・ハマースタイン二世の名コンビが1959年11月にブロードウェイでミュージカルとして初演し、大当たりとなった。本作はそのミュージカル版『サウンド・オブ・ミュージック』を原作とするミュージカル映画で1965年に世界的に大ヒットし、1966年には『風と共に去りぬ』が1940年に記録した歴代興行収入世界記録を更新した。

 

本作は第38回アカデミー賞で作品賞、監督賞(ロバート・ワイズ)、編集賞(ウィリアム・H・レイノルズ)、編曲賞(アーウィン・コスタル)、録音賞(ジェームズ・P・コーコランとフレッド・ハインズ)の5部門を獲得し、リチャード・ロジャースオスカー・ハマースタイン二世の最後の作品でもあった。

 

 

ジャンル:ミュージカル

個人的満足度:☆☆☆☆★