映画 #690『9時から5時まで』

 

『9時から5時まで』(1980年・アメリカ)

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原題:9 to 5 / Nine to Five

監督:コリン・ヒギンズ

出演:ジェーン・フォンダ
   リリー・トムリン
   ドリー・パートン
   ダブニー・コールマン
   スターリング・ヘイドン
   エリザベス・ウィルソン
   ヘンリー・ジョーンズ
   ローレンス・プレスマン
   マリアン・マーサー
   レン・ウッズ
   ノーマ・ドナルドソン
   ロクサナ・ボニラ・ジャニーニ
   ペギー・ポープ
   リチャード・スタウル
   レイ・ヴィト
   ジェフリー・ダグラス・トーマス
   アール・ボーエン

上映時間:1時間50分

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【あらすじ】

夫と離婚したばかりのジュディはロスの大企業に就職することになり、ずっと専業主婦だった彼女にとっては何もかもが新しい経験だった。だが、いざ働いてみると、上司のハートは男性優位の社会にふんぞり返って、わがまま放題。12年も働いているキャリア・ウーマン、バイオレットの昇進を阻んだり、また彼女のアイディアを自分のものにしたりするだけでなく、美人秘書のドラリーにはあの手この手で迫ったりと、OLたちの怒りは爆発寸前! そこでジュディとバイオレット、ドラリーはある日意気投合し、横暴な上司に復讐を企むが……。

 

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"9時5時"という言葉を広め、OLのセクハラ事情をいち早く世界に認知させたオフィス・コメディ。ジェーン・フォンダ、リリー・トムリン、そしてカントリーウェスタン歌手のドリー・パートンの異色組み合わせでそれぞれの個性が発揮された秀作。主題歌はドリー・パートンの「9時から5時まで」(9 to 5)。

 

アメリカ国内で初週の興行収入が390万ドルを越えるヒットを記録し、コメディ映画で第20位の興行収入となっている。1980年の全米興行収入第2位を記録した。アメリカン・フィルム・インスティチュートによるアメリカ喜劇映画ベスト100では第74位にランクインし、Rotten Tomatoesでは82%の満足度となった。

 

主題歌であるドリー・パートンが作曲および演奏した「9時から5時まで」(9 to 5)は、1980年代のパートンの曲で最大のヒット曲の1つとなった。映画撮影中、パートンは長い付け爪でタイプライターを打つ音を使用することを思いついた。パートンは撮影セットで爪を鳴らしてビートを作りながら作曲した。『ビルボード』誌のカントリー・チャートおよび、Billboard Hot 100で2週連続第1位を獲得し、アカデミー歌曲賞など様々な賞にノミネートされた。1981年、ピープルズ・チョイス・アワードの映画楽曲賞を受賞し、1982年、グラミー賞においてカントリー楽曲賞、女性カントリー・ヴォーカル賞を受賞した。なおこの時のグラミー賞には4部門にノミネートされた。アメリカレコード協会によりプラチナ認定された。

同年、当時新人であったシーナ・イーストンは同じタイトルの『9 to 5 』でイギリスで最初のメジャー・ヒットをしていた。パートンの曲との混同を避けるため、イーストンのレコード会社はアメリカでのリリースの際に『Morning Train (9 to 5) 』と改名した。

 

 

ジャンル:コメディ

個人的満足度:☆☆☆☆☆