映画 #486『ファーストフード・ネイション』

 

ファーストフード・ネイション』(2006年・アメリカ、イギリス)

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原題:Fast Food Nation

監督:リチャード・リンクレイター

出演:グレッグ・キニア
   イーサン・ホーク
   パトリシア・アークエット
   アヴリル・ラヴィーン
   カタリーナ・サンディノ・モレノ
   クリス・クリストファーソン
   ポール・ダノ
   アシュレイ・ジョンソン
   ウィルマー・バルデラマ
   ルー・テイラー・プッチ
   アナ・クラウディア・タランコン
   イーサイ・モラレス
   ルイス・ガスマン
   ボビー・カナヴェイル
   マルコ・ペレラ
   ダナ・ウィーラー=ニコルソン
   フランシスコ・ロサレス
   ブルース・ウィリス

上映時間:1時間48分

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【あらすじ】

アナハイムに本社を持つ大手ハンバーガー・チェーン「ミッキーズ」の牛肉パテから、大量の糞便性大腸菌が検出された。マーケティング部長のドンは、事実が公になる前に内部調査をするよう命じられ、コロラドにある工場へと向かった。低賃金で違法労働する密入国者たち。ずさんな衛生管理。多量の化学香料によって操作されるハンバーガーの味…。効率と生産性だけが追求され、ないがしろにされる「食の安全」。そこには、目を背けたくなるほどの衝撃的な光景が溢れていた。困惑し、事情を問いつめるドンに、現地の責任者はこう言い放つ。

「焼いちまえば安全だ」……。

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ジャーナリストのエリック・シュローサーがファーストフード業界の闇を暴いたノンフィクション小説「ファストフードが世界を食いつくす」を、『ビフォア・サンセット』のリチャード・リンクレイターが映画化。大手ハンバーガーチェーンに関わる人々にスポットを当てながら、"安くてお手軽な食事"を支えているファーストフード業界の内幕を暴いていく。

キャストにはイーサン・ホークや『そして、ひと粒のひかり』のカタリーナ・サンディノ・モレノなど、豪華スターが結集。観る者に疑問を投げかける、衝撃かつリアルなストーリーが見どころだ。

 

原作者であるシュローサーは本作の脚本も手がけている。シュローサーは元々本作をドキュメンタリーとして製作しようとしたが、撮影が難しいと判断しドラマ仕立ての社会派群像劇を作ることにしたという。

 

2006年5月19日にカンヌ映画祭コンペティション部門で初上映され、同年11月にアメリカで一般公開された。日本ではアメリカに1年3カ月遅れて2008年2月に公開された。セックスや麻薬の表現があるため、アメリカ映画協会 (MPAA) はR指定している。

 

ニューヨーク・タイムズでは、「マイケル・ムーアの『華氏911』に次ぐ政治的映画だ」と高い評価を受けた。

 

 

 

 

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ジャンル:ドラマ

個人的満足度:☆☆★★★