映画 #766『バッファロー'66』

 

バッファロー'66』(1998年・アメリカ)

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原題:Buffalo '66

監督:ヴィンセント・ギャロ

出演:ヴィンセント・ギャロ
   クリスティーナ・リッチ
   ベン・ギャザラ
   アンジェリカ・ヒューストン
   ロザンナ・アークエット
   ミッキー・ローク
   ジャン=マイケル・ヴィンセント
   ボブ・ウォール
   ケヴィン・コリガン

上映時間:1時間51分

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【あらすじ】

5年ぶりに刑務所を出たビリーは、ニューヨーク州バッファローで暮らす両親に電話をかける。この5年間は結婚して海外に行っていたと下手な嘘をついてしまったばかりに、彼はダンススクールでレッスンを受けていた少女レイラを拉致し、バッファローに連れて行くことに。だが、せっかくレイラを妻に仕立ててひと芝居を打ったにも関わらず、彼の両親は2人に無関心だった。その後もビリーとレイラは行動を共にするが、意外な事態が起こり……。

 

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マルチアーティストのV・ギャロが初めて映画監督業に挑み、また脚本・主演・音楽も手掛け、日本で異例のロングランヒットを記録。オフビートな演出で描いた、ある男女のラブストーリー。

 

刑務所帰りの主人公が、そうとは知らない両親に大見得を切ったばかりに、行きずりの少女を自分の妻に仕立てて帰郷する様子を、オフビートなタッチで描写。自由奔放さとぎこちなさが同居する作りが、新鮮なユーモアや共感を醸した、愛すべき1本だ。

ギャロを相手役に、『キャスパー』などの名子役から成長し、少女と大人、両方の魅力を感じさせたのはC・リッチ。本作の後も『ブラック・スネーク・モーン』などで活躍。『女と男の名誉』のA・ヒューストン、『ハズバンズ』のB・ギャザラら、実力派俳優陣が共演。

 

ミニシアターで公開され、その斬新な感覚が若者に圧倒的な支持を得た。独特のカット割りや色彩感覚にセンスが光る。V・ギャロがエキセントリックで屈折したビリーの深い孤独を、切ないほどリアルに体現している。

 

 

ジャンル:ドラマ

個人的満足度:☆☆☆☆☆