映画 #614『バットマン リターンズ』

 

バットマン リターンズ』(1992年・アメリカ)

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原題:Batman Returns

監督:ティム・バートン

出演:マイケル・キートン
   ミシェル・ファイファー
   ダニー・デヴィート
   クリストファー・ウォーケン
   マイケル・ガフ
   パット・ヒングル
   マイケル・マーフィー
   アンドリュー・ブリニアースキー
   ヴィンセント・スキャヴェリ
   クリスティ・コナウェイ
   ジャン・フックス
   ブランスコム・リッチモンド
   ポール・ルーベンス
   ダイアン・サリンジャー
   ショーン・ウェーレン
   スチュアート・ランカスター
   フェリックス・シラ

上映時間:2時間8分

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【あらすじ】

クリスマスを迎えたゴッサム・シティ。生後まもなく両親に捨てられ、下水道のペンギンに育てられた"ペンギン"と名乗る男が街の実力者マックスと結託し、ゴッサム・シティを支配しようと画策していた。一方、マックスの秘書セリーナは、彼の裏の顔を知ったためにビルから突き落とされてしまう。彼女は降りつもる雪がクッションとなり、また野良猫たちの介抱によって何とか死を免れる。生来内気だったセリーナは、その事件をきっかけに"キャットウーマン"として生まれ変わり、マックスに復讐を誓う。ペンギンの企みを察知した"バットマン"ことブルース・ウェインはペンギンに戦いを挑むが、ペンギンはキャットウーマンと組んでバットマンを悪者に仕立て上げるのだった……。

 

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大ヒットを記録した1989年の第1作に続き、T・バートンが監督を務めたシリーズ第2弾。バットマンの前に、謎の怪人ペンギン、覆面の美女キャットウーマンという新たな敵が出現する。

 

ティム・バートン監督ならではの世界観が前作以上に表れており、悪役の描写に比重が置かれ、バットマン狂言回しとなっている。また本作ではキャットウーマンとペンギンのダブル悪役が採用されており、以降のシリーズのスタンダードとなった。本作ではこれらの2怪人を演じたD・デヴィートとM・ファイファーの熱演が強烈な印象を残す。

本作以降、シリーズは監督を変えてエンターテインメント色を強めていくが、ダークなムードを漂わすバートン監督の初期2作の人気は特に根強い。

 

2021年、本作の続編となるコミック『BATMAN '89』が刊行された。このコミックには、本作とその幻の続編にロビン役で出演予定があったマーロン・ウェイアンズをモデルとしたロビン(ドレイク・ウィンストン)や、第一作『バットマン』にハービー・デント役で出演したビリー・ディー・ウィリアムズをモデルとしたトゥーフェイス(ハービー・デント)が登場している。

本作でブルース・ウェインバットマン役を務めたマイケル・キートンは、本作への出演から30年を経て、実写映画『ザ・フラッシュ』や実写映画『バットガール』で同役を再演する。

 

第65回アカデミー賞メイクアップ賞、視覚効果賞ノミネート。

 

 

ジャンル:アクション

個人的満足度:☆☆☆★★