『フリークス』(1932年・アメリカ)
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原題:Freaks
邦題:怪物團
監督:トッド・ブラウニング
出演者:ウォーレス・フォード
オルガ・バクラノヴァ
ロスコー・エイツ
レイラ・ハイアムズ
ハリー・アールズ
ジョニー・エック
ヘンリー・ヴィクター
デイジー・アールズ
ローズ・ディオン
デイジー・ヒルトン
ヴァイオレット・ヒルトン
アンジェロ・ロシット
上映時間:1時間4分
【あらすじ】
サーカスの花形クレオパトラは遺産目当てから小人のハンスと結婚、彼の毒殺を図るが、その企みは見せ物仲間にばれてしまう……。
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本物の奇形・異形の人間が大挙登場する“伝説の”古典ホラー。アメリカでの公開時に、失神者が続出した、あるいは妊婦が流産したといったスキャンダラスな話題が続出、全米各州で上映禁止となるなど世界中で一大センセーションを巻き起こした映画史上に残る衝撃作。
↑当時の本物の見世物小屋スターたちが出演。今の時代にこの作品を観れたのは物凄く貴重な事なのかも。
登場するサーカス団には様々な奇形の人間がおり、腰が結合したシャム双生児や下半身のない男、腕のない女、小人症、小頭症、四肢の全てがない男、ヒゲの生えた女、右が男性左が女性の人間等々と、ある意味最も映画の初歩的な意味合いの 「見世物」として描かれる。
たった1時間で恐らく一生記憶に残り続ける事になる作品。現代人にはかなり刺激が強いと思うが、これを観れば何か色々と価値観やら何やらが変わるかも。
展開としては、基本的には胸糞だが、最終的にはちゃんとスカッとするのでご安心。ただ、オチもかなりショッキングでインパクト大なので、耐性の低い人は少々注意が必要かも。
自分が観たのは編集版だが、当時のオリジナル版ではさらに未公開部分が存在するというので非常に気になるところ。何でも、オチの部分により一層強烈なものがあったらしいが…。
約90年前の映画だと考えると、もはやこれは貴重な歴史資料。多大なる文化的価値があるように思う。贅沢な一作を、より多くの人に観てみて欲しい。
ジャンル:ドラマ
個人的満足度:☆☆☆☆☆