『パペット・マスター』(2018年・アメリカ、イギリス)
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原題:Puppet Master: The Littlest Reich
監督:トミー・ビクルンド
ソニー・ラグーナ
出演者:ジェニー・ペリサー
ネルソン・フランクリン
シャーリン・イー
マイケル・パレ
アレックス・ベー
スキータ・ジェンキンズ
バーバラ・クランプトン
ウド・キア
上映時間:1時間30分
【あらすじ】
ナチスの狂った科学者が作り上げた殺人人形たち。彼が起こした惨劇のあったホテルでのツアーイベント中に殺人人形たちが復活し、一人また一人とツアー参加者を殺害していく。ホテルに閉じ込められた人間たちと殺人人形群の血みどろの戦闘が幕を開ける!
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1989年に第1作が発表されて以降10本以上が製作され、カルト的な人気を誇るホラー「パペット・マスター」のシリーズ作品。
かつてナチスに協力した事もあった高名な人形師トゥーロンは、殺人事件に関与したとされ、1989年に警官の発砲にて命を落とした。
それから30年が経過した現在。離婚して傷心の漫画家エドガーが実家へ戻ってきた。
昔、事故により命を落とした弟の遺品を眺めていると、見覚えのないおもちゃがあった。そのおもちゃは、トゥーロンが制作した人形であった。
エドガーは、トゥーロンに関する物品が多数出品されるオークションイベントの開催を知り、そのおもちゃを持って参加を決意する。オークションに参加する人々は、それぞれにトゥーロンの人形を持っていた。
そして、一同が宿泊するホテルで、奇妙な事件が連発する。
↑OPがなかなかにスタイリッシュな漫画チック。こんな感じの悲劇がホテルで多発する。
1989年から続くシリーズもののリメイクという事だが、新規の人も全然気軽に観れる。
↑恐怖のおもちゃの制作者でナチス大虐殺にも関わったサイコな人形使い、アンドレ・トゥーロン。不気味な男。
↑永き眠りから醒めたトゥーロン。ゾンビです。
スプラッター系のカルトホラー映画でありながら、結構コミカルでキャラクター性豊かなおもちゃの数々が登場する、恐怖のトイ・ストーリーみたいな感じ。ただかっなりグロい。よっぽどのホラー好きかグロ好きにしかオススメできない。このインパクトはとても説明に難い。
実に多彩なおもちゃが登場するので、どれか推しのおもちゃを見つけて注目してみるのも面白いかも。可愛らしい動きする割に、かなり残虐な殺戮を行う。
今作は、ブレイド(ガリガリ博士)、ピンヘッド(ジャイアント・コテツ)、トネラー(ドリラー将軍)、トーチ(鉄人バーベQ)、ミニ総統あたりが出番多め。他にもパペット多数いるが、名前不明。
つづく……のであれば、ぜひ観たい。
ジャンル:ホラー
個人的満足度:☆☆☆☆☆