映画 #1430『ACIDE/アシッド』

 

『ACIDE/アシッド』(2023年・フランス)

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原題:Acide

監督:ジュスト・フィリッポ

出演:ギヨーム・カネ
   レティシア・ドッシュ
   ペイシェンス・ミュンヘンバッハ
   マリー・ユンク
   マルティン・ヴェルセット  ほか

上映時間:1時間40分

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【あらすじ】

異常な猛暑に見舞われたフランスの上空に、不気味な雲が現れる。それは南米に壊滅的な被害をもたらした酸性雨を降らせる危険な雲で、人間や動物のみならず車や建造物までも溶かしてしまう恐ろしいものだった。北部の地方都市に住む中年男性ミシャルと元妻エリースは、寄宿学校に預けていた娘セルマをどうにか救出したものの、酸性雨はあらゆるものを焼き尽くすように溶かし、大勢の命を奪っていく。フランス全土が大混乱に陥るなか、一家は安全な避難場所を求めてあてどなく歩き続ける。しかし彼らの行く手にはすさまじい群衆パニックと、高濃度酸性雨のさらなる恐怖が待ち受けていた……。

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死の酸性雨が降り注ぐ世界で極限状態に追い込まれた人々の決死の脱出劇を描いたフランス製サバイバルスリラー。『ベル・エポックでもう一度』のギヨーム・カネが主人公ミシャル、『シンプルな情熱』のレティシア・ドッシュが元妻エリースを演じた。Netflix映画『群がり』のジュスト・フィリッポ監督が、ダイナミックなワイドショットと視覚効果を駆使しながら死の酸性雨の恐怖を生々しく映し出す。

 

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人も家も街も、地上のすべてを溶かす"雨"の恐怖を、
今そこにあるリアルな脅威として映像化した黙示録的サバイバル・スリラー。

 

もしも、ごく平凡な日常生活を営む私たちのもとに、空から硫酸のような雨が降ってきたら…。第76回カンヌ国際映画祭ミッドナイトスクリーニング部門やシッチェス・カタロニア国際映画祭に出品され、2024年セザール賞視覚効果賞にノミネートされた黙示録的な衝撃作。人、家、街、すべてを溶かしていく、超高濃度の死の酸性雨が降り出した世界を舞台に、極限状態に陥った人々のこの世の終わりからの脱出劇を描く。監督は、イナゴの狂気を描いたNetflixのホラー映画『群がり』(2020)で長編デビューを果たした新鋭ジュスト・フィリッポ。2作目となる本作では、ダイナミックなワイドショットと視覚効果を駆使して迫り来る"殺人雲"から降り注ぎ、人間や動物はもちろんのこと、車や建造物までも溶かす"死の酸性雨"の恐ろしさを生々しく映し出す。電力や水道などの公共インフラがたちまち無効化され、市民が身を隠せる場所すら失っていく壮絶なストーリー展開に戦慄せずにいられない。

 

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ジャンル:スリラー

個人的満足度:☆★★★★