『白鯨』(1956年・アメリカ)
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原題:Moby Dick
監督:ジョン・ヒューストン
出演:グレゴリー・ペック
リチャード・ベイスハート
レオ・ゲン
ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス
ハリー・アンドリュース
バーナード・マイルズ
ノエル・パーセル
エドリック・コナー
マーヴィン・ジョーンズ
ジョセフ・トメルティ
フランシス・デ・ウルフ
フィリップ・ステイントン
ロイヤル・ダノ
シーモス・ケリー
フレデリック・レデブール
タンバ・アレン
トム・クレッグ
オーソン・ウェルズ
上映時間:1時間56分
【あらすじ】
1814年、マサチューセッツ州ニューベッドフォード。イシュメールは安宿で知り合い意気投合した巨漢の銛打ちクイークェグと共に捕鯨船ピークォッド号に乗り込み大海原へ出た。ピークォッド号の船長は顔面に深い傷跡をもち、鯨の骨で作られた義足のエイハブという男。彼は、かつて白鯨(モビィ・ディック)に足をもぎ取られて以降、その復讐を遂げるためだけに生きてきた。エイハブは船員たちに宿敵モビィ・ディックを追うことを宣言し、自分に従うことを誓わせる。長い航海の末に、ついに海の中から白鯨がその恐るべき姿を現す。こうして、エイハブと白鯨の死闘が始まる……。
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1851年に発表されたハーマン・メルヴィルによるアメリカ文学を代表する名著「白鯨」を、『アフリカの女王』(51)など骨太なスペクタクル作品を得意とし、様々な傑作を送り出してきた巨匠ジョン・ヒューストンが映画化。脚本に「華氏451度」をはじめ高い人気を誇るSF界の詩人レイ・ブラッドベリが参加。第22回ニューヨーク映画批評家協会賞にて、監督賞を受賞した名作。
主演は『ローマの休日』(53)『アラバマ物語』(62)などで知られるアメリカを代表する名優グレゴリー・ペック。それまでのスマートで紳士的な役柄とうって変わって、本作では復讐にとり憑かれた狂気の男エイハブを熱演する。物語の語り部となるイシュメールを演じるのは、イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニの代表作『道』(54)で印象を残したリチャード・ベイスハート。その他、映画の巨人オーソン・ウェルズも出演し、強烈なインパクトを残す。終盤の大迫力の激闘は現在においても色褪せることがない。
ジャンル:アドベンチャー
個人的満足度:☆☆☆☆☆