『コカイン・ベア』(2023年・アメリカ)
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原題:Cocaine Bear
監督:エリザベス・バンクス
出演:ケリー・ラッセル
ブルックリン・プリンス
クリスチャン・コンヴェリー
オシェア・ジャクソン・Jr.
オールデン・エアエンライク
レイ・リオッタ
マシュー・リース
イザイア・ウィットロック・Jr.
アヨーラ・スマート
マーゴ・マーティンデイル
ジェシー・タイラー・ファーガソン
クリストファー・ヒヴュ
上映時間:1時間35分
【あらすじ】
1985年。運び屋アンドリューはセスナ機に積んだ大量のコカインをジョージア州の森に投下するが、自分自身も誤って落下し死んでしまう。雇い主の麻薬王シドは、信頼するフィクサーのダヴィードにコカインの回収を命じる。一方、絵を描くことが大好きな13歳の少女ディーディーは友人と学校をサボって森へ向かうが、そこで大量のコカインを食べて凶暴になったクマに遭遇。麻薬王一味、子どもたちとその母、警察、レンジャーら、それぞれの思惑が絡みあい、事態は思わぬ方向へと転がっていく……。
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コカインを食べて凶暴化したクマが巻き起こす騒動を実在の事件に着想を得て描き、アメリカでSNSを中心に大きな話題を集めたパニック・アドベンチャー。1985年にアメリカ合衆国ジョージア州でツキノワグマが麻薬密売業者が投棄した大量のコカインを摂取し、薬物の過剰摂取により死亡した実際の事件をモチーフにしている。2022年5月に死去したレイ・リオッタの遺作となっている。
1985年9月11日の朝。麻薬密輸人のアンドリュー・カーター・ソーントン2世がFBIに追われ、セスナ機からコカインが入ったバッグを投げ捨てた。しかし、こともあろうに体重80kgの巨大なクマが、その白い粉を食べてしまった―
そんなウソみたいなホントのハナシに着想を得て、爆笑&ハラハラ・ドキドキのパニック映画に大胆アレンジを施したのが本作だ。偶然にもジョージア州の森に集った刑事、ギャング、森林警備隊、観光客、子どもたちetc...が、大量のコカインを食べて暴れ回る"頂点捕食者"と遭遇したとき、いまだかつてない惨劇…いや、笑いが起きる!!
この、どう考えてもアリエナイ物語を映画化したクリエイター陣がこれまた(意外にも?)超豪華! プロデュースを務めるは、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(23)が大旋風を巻き起こしている天才クリエイター・コンビ、フィル・ロード&クリストファー・ミラー。彼らとともに製作を務め、メガホンをとるのは『チャーリーズ・エンジェル』(19)のエリザベス・バンクス。「私にとって、コーエン兄弟と『死霊のはらわた』(81)の出会いのよう」という彼女のコメントからも、本作に対する並々ならぬ愛と自信が伺える。脚本は『ザ・ベビーシッター 〜キラークイーン〜』(20)のジミー・ウォーデンが手掛け、「ジ・アメリカンズ 極秘潜入スパイ」(13〜18)のケリー・ラッセル、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(18)のオールデン・エアエンライク、『ストレイト・アウタ・コンプトン』(15)のオシェア・ジャクソン・Jr、そして2022年に急逝した性格俳優レイ・リオッタといった超クセ強キャストが顔を揃える。そして、WETAデジタルによって生み出された恐ろしくもユーモラスなCGIのクマこそ、本作の真の主人公と言っても過言ではないだろう。
まさかの豪華スタッフ&キャストが集結した奇想天外&前代未聞のワイルド・パニック・アドベンチャーが、遂に日本にやって来た!!
ジャンル:スリラー
個人的満足度:☆☆☆☆☆