映画 #1144『カジノ』

 

『カジノ』(1995年・アメリカ)

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原題:Casino

監督:マーティン・スコセッシ

出演:ロバート・デ・ニーロ
   シャロン・ストーン
   ジョー・ペシ
   ジェームズ・ウッズ
   ドン・リックルズ
   アラン・キング
   ケヴィン・ポラック
   パスクァーレ・カヤーノ
   L・Q・ジョーンズ
   フランク・ヴィンセント
   フィリップ・スリアーノ
   ヴィニー・ヴェラ
   ビル・アリソン
   ジョン・ブルーム
   リチャード・リー
   ノブ・マツヒサ
   ディック・スマザーズ

上映時間:2時間58分

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【あらすじ】

凄腕の予想屋サムはマフィアのボスたちに才能を見込まれ、ラスベガスのカジノ「タンジール」のマネージャーを任される。見事な経営手腕でカジノを大繁盛させたサムは、美しいハスラーのジンジャーを見初めて結婚し、豪奢で満ち足りた人生を手に入れたかに見えた。しかし、幼なじみの相棒ニッキーがラスベガスへ移り住んできたことで事態は一変。血の気が多いニッキーは暴挙を繰り返し、彼らは警察やFBIから目をつけられてしまう……。

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巨匠マーティン・スコセッシが、まだマフィアの支配下にあった1970年代から80年代のラスベガスのカジノをめぐる欲と暴力にまみれた人間模様を描いた骨太ドラマ。ロバート・デ・ニーロが主演を務め、ジョー・ペシが相棒ニッキー、シャロン・ストーンが妻ジンジャーを演じた。

ニコラス・ピレッジのノンフィクション「カジノ」を原作とし、大部分を事実・実話に基づいている。本作と同じくスコセッシ監督、デ・ニーロ及びペシ出演、ピレッジ原作で映画化された1990年作『グッドフェローズ』の成功を受けて製作された、スコセッシの「モブ・マフィアもの」第2弾という位置づけである。

 

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モデルになった人物は、フランク・"レフティ"・ローゼンタール(以下"レフティ"、映画では"エース")。レフティはベガスに来る以前には故郷のシカゴで有名なブックメーカー(ノミ屋)だったが、シカゴ、マイアミを経て1960年代末にベガスに移り住み、友人の紹介でラスベガス・ストリップを代表するカジノ「スターダスト」での仕事に就く。レフティは、物語同様、実質的なボスの座に就いていたが、犯罪歴のあるレフティにはカジノ経営のライセンス発給を受ける事が困難であった。そこで、雇われ社長としてアレン・グリック(映画ではフィリップ・グリーン)が表向きの社長を務めることになった。やがてカジノを任されるようになったレフティはますます出世した。一方、シカゴ時代からの幼馴染のアンソニー・"トニー"・スピロトロ(劇中のニッキー・サントロ)は、レフティの出世に刺激されて自分もベガスに移り住み、レフティの築いた地上の楽園を崩壊へと導いていくのだった。

 

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スコセッシ監督ならではの斬新な映像美と編集の妙により、滑稽なまでの人間の悲喜こもごもの運命を一気に見入ってしまう。シャロン・ストーンは本作でゴールデングローブ賞主演女優賞受賞の熱演を見せている。

 

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ジャンル:クライム

個人的満足度:☆☆☆☆☆