映画 #1107『ニッケルオデオン』

 

『ニッケルオデオン』(1976年・アメリカ)

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原題:Nickelodeon

監督:ピーター・ボグダノヴィッチ

出演:ライアン・オニール
   バート・レイノルズ
   ジェーン・ヒッチコック
   テータム・オニール
   ブライアン・キース
   ステラ・スティーヴンス
   ジョン・リッター
   ブライオン・ジェームズ
   ジョージ・ゲインズ
   M・エメット・ウォルシュ
   フランク・マーシャル

上映時間:2時間2分

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【あらすじ】

1910年代のアメリカ。ひょんなことから映画で一攫千金を狙う小さな映画会社のコブ氏に気に入られたシカゴの弁護士ハリガン。彼は映画については全くの素人なのにも関わらず、いきなり監督を任されてしまう。折しも大手の映画会社は、カメラの特許を主張して特許会社を作り、映画界から独立系の会社を締め出そうと暗躍中。西部の小さな町でロケ中のハリガンたちの元にも、撮影を妨害するためにバックという荒くれ男が送り込まれてくる。ところが、バックを気に入ったハリガンは彼を映画の主役に抜擢し……。

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古き良き西部を描いた『ラスト・ショー』で脚光を浴びたピーター・ボグダノヴィッチ監督が、ハリウッド草創期の情熱豊かな映画人たちをユーモラスに活写。当時の撮影現場と映画業界の裏側を描いている。

 

20世紀初頭のアメリカ合衆国の映画業界の裏側を描いた作品で、タイトルの「ニッケルオデオン」とは、20世紀初頭のアメリカで流行していた入場料5セントの小規模で気軽な映画館(ニッケル硬貨とギリシャ語で劇場を意味する「オデオン」を組み合わせた造語)のことである。大劇場の登場で衰退してしまったニッケルオデオンだが、本作では古き良き時代のノスタルジックな光景が甦る。『ペーパー・ムーン』のライアン&テータム・オニール親子とピーター・ボグダノヴィッチ監督が再集結した作品。

 

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ジャンル:コメディ

個人的満足度:☆☆☆★★