『ウォルト・ディズニーの約束』(2013年・アメリカ)
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原題:Saving Mr. Banks
監督:ジョン・リー・ハンコック
出演:エマ・トンプソン
トム・ハンクス
ポール・ジアマッティ
コリン・ファレル
ジェイソン・シュワルツマン
ブラッドリー・ウィットフォード
ルース・ウィルソン
B・J・ノヴァク
メラニー・パクソン
アニー・ローズ・バックリー
ヴィクトリア・サマー
クリストファー・カイアー
キャシー・ベイカー
レイチェル・グリフィス
デンドリー・テイラー
上映時間:2時間6分
【あらすじ】
ウォルト・ディズニーは娘が愛読している児童文学「メリー・ポピンズ」の映画化を熱望し、原作者パメラ・トラヴァースに打診するが、トラヴァースは首を縦に振らない。やがてイギリスからハリウッドへやってきたトラヴァースは、映画の製作者たちが提案する脚本のアイデアをことごとく却下。なぜトラヴァースは「メリー・ポピンズ」を頑なに守ろうとするのか。その答えが、幼い頃の彼女と父親との関係にあると知ったディズニーは、映画化実現の最後のチャンスをかけ、トラヴァースにある約束をする……。
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米ウォルト・ディズニーが、自社の映画製作の裏側を初めて描いた作品で、1964年の名作ミュージカル映画『メリー・ポピンズ』の製作秘話をトム・ハンクス&エマ・トンプソン主演で映画化した作品。監督は『しあわせの隠れ場所』のジョン・リー・ハンコック。
児童文学の名作「メリー・ポピンズ」をぜひ映画化したいと情熱を燃やすディズニーと、彼の願いや提案をことごとくピシャリとはねのけ、一向にそれを許可しようとしない、お堅い英国淑女の原作者P・L・トラヴァース。両者がまるで掛け合い漫才のような愉快な問答を繰り広げつつ、ついに合意に達し、ミュージカル映画『メリー・ポピンズ』が晴れて誕生するに至るまでを、実話に基づいて描く。ハンクス&トンプソンという実力演技派同士の演技対決も見応え満点で、楽しくてホロリとさせられる感動作に仕上がっている。
ジャンル:ドラマ
個人的満足度:☆☆☆☆★