映画 #1021『クリスティーン』

 

『クリスティーン』(1983年・アメリカ)

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原題:Christine

監督:ジョン・カーペンター

出演:キース・ゴードン
   ジョン・ストックウェル
   アレクサンドラ・ポール
   ロバート・プロスキー
   ハリー・ディーン・スタントン
   クリスティーン・ベルフォード
   ロバーツ・ブロッサム
   ウィリアム・オストランダー
   マルコム・ダネア
   スチュアート・チャーノ
   ケリー・プレストン
   ロバート・ダーネル

上映時間:1時間50分

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【あらすじ】

1957年、デトロイト。自動車工場で完成したばかりの真っ赤なプリマス。そのエンジンチェックをしようとした工員はボンネットで腕をはさまれ、車のシートにタバコの灰を落とした別の工員は死体で発見された。時は流れて1972年、カリフォルニア。いじめられっ子で内向的な高校生アーニーは帰宅途中、放置されているボロボロの1958年型プリムスを偶然見つけるとすっかり気に入ってしまい、薄気味の悪い老人から衝動的にその車を買い取るが……。

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"モダン・ホラーの帝王"スティーヴン・キング怪奇小説を、SFやホラーに強いジョン・カーペンター監督が迫力たっぷりに映画化。スクラップ寸前だった1958年型プリムス・フューリーに一目惚れした男子高校生に巻き起こる恐怖を描いている。

"クリスティーン"という名の通り、女性のような感情を持つ車で、持ち主の高校生の恋人と化し、すさまじい暴れっぷりを見せる。男子高校生がワルに変身していく"少年版『キャリー』(キング原作)"のような前半、破壊されたクリスティーンが復活し(その過程を見せたSFXは出色)、復讐を繰り広げる後半、いずれも味わいがたっぷりだ。

 

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意思を持つヴィンテージカーが殺戮を繰り広げる際にカーラジオから流れてくる曲は、ジョン・カーペンター監督が選曲した1950年代オールディーズ。それらの楽曲には"不吉な死を遂げた歌手の名曲"という共通点が。本来は感情のない車を、不気味でスタイリッシュに描いた演出が秀逸。

 

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ジャンル:ホラー

個人的満足度:☆☆☆☆☆