『エース・ベンチュラ』(1994年・アメリカ)
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原題:Ace Ventura: Pet Detective
監督:トム・シャドヤック
出演:ジム・キャリー
コートニー・コックス
ショーン・ヤング
ダン・マリーノ
トーン・ロック
ジョン・カポダイス
ウド・キア
レイノール・シェイン ほか
上映時間:1時間29分
【あらすじ】
エース・ベンチュラは、マイアミに事務所を構えるペット専門の私立探偵。持ち前の厚かましさと勘の良さで、迷子の動物を探し出す腕前は超一流。ある日、地元NFLチーム、マイアミ・ドルフィンズのマスコットであるイルカが誘拐され、その捜索を依頼される。管理責任者メリッサは、アメフト界最大のイベント、スーパーボウルを2週間後に控え、選手の士気に関わると大弱り。早速エースは手がかりを見つけるが……。
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得意の"顔面変化芸"で90年代最大のエンターテイナーの呼び声も高いジム・キャリーの初主演作で、ペット専門の私立探偵、エース・ベンチュラの珍無類の活躍を描いたアクション・コメディ。共演は『ラブ・クライム 官能の罠』のショーン・ヤング、『Mr.デスティニー』のコートニー・コックス、『処女の生血』のウド・キアらに加え、NFLのスーパースター、ダン・マリーノが本人役で出演している。ジム・キャリーの自由自在な形態模写と演技が爆笑を誘うほか、虚実入り混じった演出も見どころで、随所に最新のSFX技術を用いて動物たちを個性豊かに表現している。
スタンダップ・コメディアン出身で、全米TV界において活動の場を広げていたキャリーにとって1994年は、本作、『マスク』、そして『ジム・キャリーはMr.ダマー』の3本が全米公開され、世界的スーパースターの座にのし上がる、記念すべき年となった。本作では、後に『ライアー ライアー』などでも組むT・シャドヤック監督のもと、高いテンションでこれでもかとギャグを畳み掛ける芸風を一気に開花させ、人気が爆発したのも納得。翌年には続編『ジム・キャリーのエースにおまかせ!』も作られた。
ジャンル:コメディ
個人的満足度:☆☆☆☆☆