『フレンチ・コネクション』(1971年・アメリカ)
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原題:The French Connection
監督:ウィリアム・フリードキン
出演:ジーン・ハックマン
ロイ・シャイダー
フェルナンド・レイ
トニー・ロビアンコ
フレデリック・ド・パスカル
マルセル・ボズフィ
エディ・イーガン
ソニー・グロッソ
ビル・ヒックマン
アーリーン・ファーバー ほか
上映時間:1時間44分
【あらすじ】
“ポパイ”の異名を持つ鬼刑事ジミー・ドイル。彼は今日も相棒ラソーと麻薬密輸ルートの捜査を続けていた。麻薬密売の背後にフランスの組織が絡んでいることを突き止めたドイルは、マルセイユからアメリカにやってきたフランス人のシャルニエの行方を追い始める。だが尾行中、相手に素性を知られて逆に組織の標的となったドイルは、敵側のヒットマンに命を狙われることになり……。
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ニューヨーク市警の刑事ふたりが繰り広げる決死の捜査を描いたサスペンス・アクション。原作はロビン・ムーアによる同名のノンフィクション小説。第44回アカデミー賞に8部門でノミネートされ、作品賞、 監督賞、 主演男優賞、 脚色賞、編集賞の5部門を受賞した。1975年には、ジョン・フランケンハイマー監督によって続編の『フレンチ・コネクション2』が制作された。
国際的麻薬密輸組織の撲滅のため執念を燃やすニューヨーク市警の敏腕刑事"ポパイ"役に扮する実力派男優G・ハックマンが、会心の演技を披露。とりわけ、彼が犯罪組織が放った殺し屋を追って鉄道の高架線下で繰り広げるカーチェイスシーンは、アクション映画史上に残る迫力の名場面となった。
1961年に発生した、ニューヨーク市警察本部薬物対策課のエドワード(エディ)・イーガンとサルヴァトーレ(ソニー)・グロッソがフランスから密輸された麻薬約40キログラムを押収した実在の事件がモデルとなっている。タイトルの「フレンチ・コネクション」とは、トルコからフランスを経由して米国に輸出されていたヘロインの密売ルートおよびその組織のこと。イーガンとグロッソはアドバイザーとして制作に協力しており、両者とも本編にカメオ出演を果たしている。
ジャンル:アクション
個人的満足度:☆★★★★