『ミッドナイト・ラン』(1988年・アメリカ)
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原題：Midnight Run
監督：マーティン・ブレスト
出演：ロバート・デ・ニーロ
チャールズ・グローディン
ヤフェット・コットー
ジョン・アシュトン
デニス・ファリーナ
ジョー・パントリアーノ
リチャード・フォロンジー
ロバート・ミランダ
ジャック・キーホー
ウェンディ・フィリップス
ダニエル・デュクロス
フィリップ・ベイカー・ホール
トム・マクレイスター
ローズマリー・マーフィ
トム・アーウィン
上映時間：2時間6分
【あらすじ】
シカゴ警察を退職しロサンゼルスで賞金稼ぎをしているジャックは、保釈金保証会社の社長エディに依頼され、ギャングの金を横領した会計士マデューカスの行方を追う。やがてニューヨークでマデューカスを捕まえるが、彼を狙うギャングとFBIの両方から追われるハメに。しかも、"飛行機恐怖症"だというマデューカスのせいで、ロサンゼルスまで陸路で移動することになり……。
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ロバート・デ・ニーロが主演を務め、孤独な賞金稼ぎと彼に捕まった心優しき犯罪者が逃避行の旅を通して心を通わせていく姿を描いたアクション・コメディ。タイトルの意味は、「一晩で終わる簡単な仕事」、「仕事は簡単」、「ちょろい仕事」というスラングである。監督は『ビバリーヒルズ・コップ』のマーティン・ブレスト。
名優デ・ニーロが何とも粋な男を好演し、彼自身自作の中でも大のお気に入りだという、実に快活なアクション・ロードムービー作品。どこかとぼけながらもヒューマニズム漂う男ふたりの旅は、どこか切なくほろ苦い余韻を残してくれている。米国の東海岸から西海岸に向けて次々と危機に遭うハードな長旅を続けるうち、次第に男性同士の友情を築いていく。
全体的にコミカルだが、スリリングなカーアクションや銃撃戦、コン・ゲーム風の騙しあい、ロードムービーやバディ（相棒）ムービーのテイストなど、1本にさまざまな娯楽映画の魅力を詰め込んだのが魅力的だ。本作のヒットを受け、後にTVドラマ化もされた。
第46回ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門にて作品賞、主演男優賞（デ・ニーロ）の候補になった。
ジャンル：コメディ
個人的満足度：☆☆☆☆☆
