映画 #432『セルピコ』

 

セルピコ』(1973年・アメリカ、イタリア)

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原題:Serpico

監督:シドニー・ルメット

出演:アル・パチーノ
   ジョン・ランドルフ
   ビフ・マクガイア
   バーバラ・エダ・ヤング
   トニー・ロバーツ
   コーネリア・シャープ
   ジャック・キーホー
   アラン・リッチ
   バーナード・バロウ
   ミルドレッド・クリントン
   リチャード・フォロンジー
   ルイス・J・スタッドレン
   ネイサン・ジョージ
   ジョージ・イード
   M・エメット・ウォルシュ
   ジョン・レーン

上映時間:2時間10分

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【あらすじ】

正義感に燃えて法の番人になることを決意し、警察学校を卒業後、晴れてNY第82分署に配属された新人警官セルピコ。だが、彼の理想と市警の現実はあまりに隔たりがあった。そこでは賄賂が横行し、警官たちには正義感のかけらもない。彼は転部や転勤を繰り返し、少しでもマシな環境で働きたいと願うが、NY市警はどの課もどの署も腐りきっていた。悪徳警官の仲間入りを頑なに拒み続ける彼は、次第に警察狽で孤立。ついに彼はマスコミに実態を暴露するが、その口を封じようと警察上層部が動き出す……。

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原作は、ジャーナリストのピーター・マースが執筆したフランク・セルピコの伝記(『セルピコ』柿村敦・訳、日本リーダーズダイジェスト社/1975)。警察組織内に蔓延する汚職と腐敗の衝撃的な現実に直面して驚き、その改善を周囲に訴えたものの、逆に孤立してすっかり四面楚歌の状況に陥り、ついには腐敗の実態を世間に公表することを決意したNY市警の元刑事、フランク・セルピコ。彼の実体験を赤裸々に綴り、大きな反響を呼んだノンフィクションを、社会派の名匠ルメット監督が迫真のタッチで映画化。前年に『ゴッドファーザー』に出演し、一躍注目を浴びたパチーノが、本作でも息詰まる熱演を披露。1973年度のゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)とナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の主演男優賞を獲得した。また映画としても、同年度のアカデミー賞で主演男優賞と脚色賞にノミネートされた。

 

パチーノが演じたフランク・セルピコは、警察組織内の汚職と闘い、1971年には汚職を告発した警察官としてアメリカでは有名な人物である。バッジナンバーは5566。2003年にアメリカ映画協会が選んだアメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100では、セルピコがヒーロー部門第40位にランクインした。

 

後の1976年、『アウトロー刑事・セルピコ』としてデヴィッド・バーニー、バート・ヤング出演でドラマ化された(全15話)。パイロット版TV放送時題名『新セルピコ 孤独刑事最後の挑戦』。

 

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ジャンル:ドラマ

個人的満足度:☆☆☆☆☆