『コーヒー&シガレッツ』(2003年・アメリカ)
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原題:Coffee and Cigarettes
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:ロベルト・ベニーニ
スティーヴン・ライト
ジョー・リー
サンキ・リー
スティーヴ・ブシェーミ
イギー・ポップ
トム・ウェイツ
ジョー・リガーノ
ヴィニー・ヴェラ
ヴィニー・ヴェラ・Jr.
ルネ・フレンチ
E・J・ロドリゲス
アレックス・デスカス
イザック・ド・バンコレ
ケイト・ブランシェット
メグ・ホワイト
ジャック・ホワイト
アルフレッド・モリーナ
スティーヴ・クーガン
GZA
RZA
ビル・マーレイ
ビル・ライス
テイラー・ミード
上映時間:1時間36分
【あらすじ】
"コーヒー"と"タバコ"にまつわる愛すべき11のエピソード。コーヒーを飲みながら、タバコを吸いながら、様々な登場人物たちが、どうでも良さそうで、どうでも良くない、でもひとクセある会話を繰り広げていく……。
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本作は「変な出会い」が1986年に撮られて以降、ジャームッシュが10年以上にわたって断片的に撮影した11の短編作品からなるオムニバス映画である。それぞれの物語に具体的な繋がりはないが、別々の物語で言っている台詞が類似している場合がある。
映像は全てモノクロで、登場人物がコーヒー(時に紅茶)を飲み、煙草を吸いながらとりとめもない会話を繰り広げ、俳優達の台詞や表情、間などで会話している人々の関係や作中に込められたユーモアを垣間見ることができる。
ちなみに、俳優の名前がそのまま登場人物の名前となっている。
登場するのは、ケイト・ブランシェット、ビル・マーレイ、スティーブ・ブシェミ、ロベルト・ベニーニなど錚々たる名優たち総勢24名。第3話目の『カリフォルニアのどこかで』は、カンヌ映画祭短編部門のパルム・ドールを受賞している。ジム・ジャームッシュ監督ならではのセンスのいい音楽とユーモアを、ゆっくりと一服しながら最後まで楽しめる作品。
「変な出会い」(STRANGE TO MEET YOU)/出演:ロベルト・ベニーニ、スティーヴン・ライト
「双子」(TWINS)/出演:ジョイ・リー、サンキ・リー、スティーヴ・ブシェミ
「カリフォルニアのどこかで」(SOMEWHERE IN CALIFORNIA)/出演:イギー・ポップ、 トム・ウェイツ
「それは命取り」(THOSE THINGS'LL KILL YA)/出演:ジョー・リガーノ、ヴィニー・ヴェラ、ヴィニー・ヴェラ・Jr.
「ルネ」(RENEE)/出演:ルネ・フレンチ、E・J・ロドリゲス
「問題なし」(NO PROBLEM)/出演:アレックス・デスカス、イザック・ド・バンコレ
「いとこ同士」(COUSINS)/出演:ケイト・ブランシェット
「ジャック、メグにテスラコイルを見せる」(JACK SHOWS MEG HIS TESLA COIL)/出演:メグ・ホワイト、ジャック・ホワイト
「いとこ同士?」(COUSINS ?)/出演:アルフレッド・モリーナ、スティーヴ・クーガン
「幻覚」(DELIRIUM)/出演:GZA、RZA、ビル・マーレイ
「シャンパン」(CHAMPAGNE)/出演:ビル・ライス、テイラー・ミード
ジャンル:コメディ
個人的満足度:☆☆☆☆☆