『マイドク/いかにしてマイケルはドクター・ハウエルと改造人間軍団に頭骸骨病院で戦いを挑んだか』(1984年・ニュージーランド)
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原題:Death Warmed Up
監督:デヴィッド・ブライス
出演:マイケル・ハースト
マーガレット・アンバース
ウィリアム・アップジョン
ノレル・スコット
デヴィッド・レッチ
ゲイリー・デイ ほか
上映時間:1時間22分
【あらすじ】
父が働く病院でマイケルは、父とハウエル医師の口論を目撃する。父はハウエルの研究を行きすぎだと非難。怒ったハウエルはマイケルを拉致し、無意識状態の彼を縛りつけある実験を施す。その後、マイケルは家へ帰ると、父と母を散弾銃で射殺。彼は精神病院に監禁されてしまった。
それから7年後、マイケルは退院。一方ハウエルはとある島に巨大な精神病院を築き、狂気の生体実験を続けていた。それを知ったマイケルは、仲間たちと共に島へ向かうことに……。
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マッド・サイエンティストに操られて両親を惨殺してしまったマイケル青年が、復讐を果たすというホラー映画。珍しやニュージーランド産のスプラッター・ムービーで、ストーリーは邦題の示す通りマッド・サイエンティストのドクター・ハウエルと主人公マイケル青年との血みどろの戦いが描かれている。頭部爆発や流血シーンなど、なかなかの残酷描写に溢れており、作品全体のノリも非常にパワフルなものに仕上がっている。
ニュージーランド・フィルム・コミッションが製作に協力。監督はこれが2作目となるデヴィッド・ブライス。当時28歳のブライス監督の、ストーリーに捉われない特異な感性が受けたか、第14回パリ・ファンタスティック映画祭でグランプリを受賞した。
ちなみに、原題は"二日酔いで頭がクラクラ"を意味する。
ジャンル:ホラー
個人的満足度:☆★★★★