『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』(2023年・アメリカ)
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原題:Teenage Mutant Ninja Turtles: Mutant Mayhem
監督:ジェフ・ロウ
出演:シャモン・ブラウン・Jr.
ニコラス・カントゥ
ブレイディ・ヌーン
マイカ・アビー
セス・ローゲン
ジャッキー・チェン
ジョン・シナ
アイス・キューブ
ジャンカルロ・エスポジート
ポスト・マローン
ポール・ラッド
マーヤ・ルドルフ
ナタシア・デメトリウ
ローズ・バーン
ハンニバル・バーエス
上映時間:1時間40分
【あらすじ】
ミケランジェロ、ドナテロ、ラファエロ、レオナルドは、不思議な液体「ミュータンジェン」に触れたことでミュータントとなったカメたちだ。目立つ姿を隠すため地下や路地裏で身を潜めるように過ごしているが、中身は普通の人間のティーンエイジャーと変わらない。学校に行ったり恋をしたり、人間と同じ生活を送ってみたいと願いながら、拳法の達人であるネズミのスプリンターを師匠に、武術の腕を磨いている。ある時、そんな彼らの前に、ハエのスーパーフライを筆頭としたミュータント軍団が現れる。同じミュータントの仲間がいたことを喜ぶタートルズだったが、スーパーフライ軍団は人間社会を乗っ取るという野望を抱いていた……。
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ニューヨークを舞台にカメの忍者4人組の活躍を描き、コミック、ゲーム、アニメ、映画などさまざまなメディアで根強い人気を誇る「ミュータント・タートルズ」を、アメコミタッチの新たなビジュアルで映画化した長編アニメーション。コメディアンで俳優のセス・ローゲンがプロデューサーを務めた。監督は、アカデミー長編アニメーション賞にノミネートされた『ミッチェル家とマシンの反乱』で共同監督を務めたジェフ・ロウ。
自称リーダーのレオナルド、腕っぷしの強いラファエロ、ムードメーカーのミケランジェロ、頭脳派のドナテロ。1984年にケヴィン・イーストマンとピーター・レアードによって産み出された「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」は、今や世界的なポップカルチャーアイコン。4人のカメ忍者たちは、コミック、アニメ、ゲームとメディアを横断して活躍の場を広げ、『ミュータント・タートルズ』(1990年)を皮切りに劇場用映画も過去6作品が作られている。そして通算7本目となる本作は、『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018年)、その続編『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023年)に勝るとも劣らぬ、傑作アニメーション。ストーリー、ビジュアル、サウンド、すべてが綿密に計算し尽くされ、エンターテインメント作品として申し分ない完成度を誇っている。
ジャンル:アニメ
個人的満足度:☆☆☆☆☆