『ザ・バニシング -消失-』(1988年・オランダ、フランス)
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原題:Spoorloos
監督:ジョルジュ・シュルイツァー
出演:ベルナール・ピエール・ドナデュー
ジーン・ベルヴォーツ
ヨハンナ・テア・ステーゲ
グウェン・エックハウス ほか
上映時間:1時間46分
【あらすじ】
7月、オランダからフランスへと車で小旅行に出掛けていたレックスとサスキア。立ち寄ったドライブインで、サスキアは忽然と姿を消してしまう。必死に彼女を捜すも手掛かりは得られず、3年の歳月が経過。依然として捜索を続けるレックスの元へ、犯人らしき人物からの手紙が何通も届き始め……。
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ある日突然消えた恋人を捜す執念と亡霊にとり憑かれたかのような男が、次第に精神的に追い詰められていく姿を描いたサイコ・サスペンス。1988年に製作され、93年には監督のジョルジュ・シュルイツァー自身のメガホンにより、『失踪 妄想は究極の凶器』(ジェフ・ブリッジス、キーファー・サザーランド、サンドラ・ブロック出演)としてハリウッドリメイクもされている。日本では長らく劇場未公開だったが、2019年4月に劇場公開が実現した。
スタンリー・キューブリックは本作を3回観て「これまで観たすべての映画の中で最も恐ろしい映画だ」とシュルイツァー監督に伝えたという。過剰な演出を排除したことで、より重い余韻を醸し出す事に成功したこのオリジナル版は、満を持して人々の心に深い爪痕を残すであろう。
ジャンル:サスペンス
個人的満足度:☆☆★★★