映画 #704『渇きと偽り』

 

『渇きと偽り』(2020年・オーストラリア)

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原題:The Dry

監督:ロバート・コノリー

出演:エリック・バナ
   ジュネヴィーヴ・オライリー
   キーア・オドネル
   ジョン・ポルソン
   ビービー・ベッテンコート
   マーティン・ディングル・ウォール
   ブルース・スペンス
   ジョー・クロセク
   クロード・スコット=ミッチェル
   サム・コーレット
   ジュリア・ブレイク
   マット・ネイブル
   ウィリアム・ザッパ
   ジェームズ・フレッシュヴィル
   ミランダ・タプセル
   レニー・リム
   ジェレミー・リンジー・テイラー
   ダニエル・フレデリクセン
   エディ・バルー

上映時間:1時間57分

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【あらすじ】

メルボルンの連邦警察官アーロン・フォークは旧友であるルークの葬儀に参列するため、20年ぶりに故郷に帰ってきた。自ら命を絶つ前に自身の妻と子供を殺したとされるルークは、10年以上も干ばつが続き、狂気に襲われたこの土地の犠牲者だと思われていた。気が進まないながらも、町にとどまって捜査を行うことにしたフォークは、自身の古傷となっている、当時17歳のエリー・ディーコンの死に向き合うことになる。フォークは数十年も離れて起こった2 つの犯罪は繋がっているのではないかと疑う。ルークの無実だけでなく、自身の無罪を証明すべく奔走するフォークは、彼に向けられた偏見や、怯えた住人たちが抱える鬱屈とした怒りと戦うことになる。果たしてルークは本当に家族を殺したのか―。そして過去の未解決事件の犠牲者、エリーの死の真相とは――?

 

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オーストラリア発、至高のクライムサスペンス。渇き果てた灼熱の町で、秘められた過去と殺伐とした現在が交錯する――。

世界的ベストセラーとなったジェイン・ハーパーのデビュー作「渇きと偽り」を映画化し、オーストラリアで大ヒットを果たしたクライム・サスペンス。少年時代の忌まわしい事件と、現在の殺人事件の2つを解明していく警察官の主人公を好演したのは、オーストラリア人俳優のエリック・バナ。彼は原作に惚れ込み、プロデューサーも務めた。そのほか、主要キャストも世界の映画界・演劇界で活躍するオーストラリア人俳優が務め、現地の俊英スタッフとともに"オール・オーストラリア"を感じさせる強固なチームで完成させた。


舞台となったビクトリア州の架空の町キエワラは、1年近く雨が降っていないという設定。実際、オーストラリアの気候温暖化は深刻で、干ばつで苦しむ人々はいたる所に存在する。本作の設定は、自然に恵まれた観光大国のイメージとは真逆で、今のオーストラリアが直面している現実も世界に提示している。
2022年5月には同チームが再結集し、早くも続編『Force of Nature』(原作「潤みと翳り」)の撮影が開始。いま最も注目を集める人気シリーズとなり、多くのファンから公開が待ち望まれている。

 

 

ジャンル:サスペンス

個人的満足度:☆☆☆☆☆