『ボーイズ'ン・ザ・フッド』(1991年・アメリカ)
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原題:Boyz n the Hood
監督:ジョン・シングルトン
出演:キューバ・グッディング・Jr.
モリス・チェストナット
アイス・キューブ
ニア・ロング
ローレンス・フィッシュバーン
アンジェラ・バセット
ティラ・フェレル
デジ・アーネス・ハインズ2世 ほか
上映時間:1時間52分
【あらすじ】
犯罪多発地区として有名なロサンゼルス、サウスセントラル地区。この危険な街でトレ、リッキー、ダウボーイの幼友達は生まれ育った。トレは厳格な父フューリアスのもとで育てられ、恋人と堅実な生活を夢見る若者。リッキーはフットボールの名選手でスカウトが来るほどの有望株。かたや兄のダウボーイはストリート・ギャングに身を持ち崩してしまっていた。そんな3人に、凶悪なギャング集団クレンショー組が突然襲撃を仕掛けてきた……!
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異なる人生を歩み始める3人の黒人青年を中心に、ロスの犯罪多発地帯サウスセントラル地区の実態を描く問題作。アメリカでは映画公開初日に発砲事件が発生し話題を呼んだ本作は、衝撃的な黒人社会の現実が率直に描かれている。監督・脚本はUSC大学映画学科出身の当時23歳の新鋭ジョン・シングルトン、製作は『ミザリー』のスティーヴ・ニコレイデス、撮影はチャールズ・ミルズ、音楽はグラミー賞受賞のベーシスト、スタンリー・クラークが担当した。第4回東京国際映画祭特別招待作品。
登場人物全員が魅力的に描かれており、夢中にさせられる。人種差別と犯罪がはびこる中でどう生きていくか。それらの教えを身につけ、道を選択して進んでいく姿にグッとくる。
ジャンル:ドラマ
個人的満足度:☆☆☆☆☆