映画 #722『サイコ』

 

『サイコ』(1960年・アメリカ)

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原題:Psycho

監督:アルフレッド・ヒッチコック

出演:アンソニー・パーキンス
   ジャネット・リー
   ヴェラ・マイルズ
   ジョン・ギャヴィン
   マーティン・バルサム
   ジョン・マッキンタイア
   サイモン・オークランド
   フランク・アルバートソン
   ルリーン・タトル
   パット・ヒッチコック
   ヴォーン・テイラー
   ジョン・アンダーソン
   モート・ミルズ
   バージニア・グレッグ(声)
   ポール・ジャスミン(声)
   ジャネット・ノーラン(声)

上映時間:1時間49分

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【あらすじ】

不動産会社に勤める女性マリオンは恋人サムとの結婚を望んでいたが、サムは元妻への慰謝料の支払いに追われ再婚を渋っていた。そんな中、会社の金4万ドルを銀行へ運ぶことになった彼女は、出来心からその金を持ち逃げしてしまう。サムの元を目指して車を走らせるマリオンだったが、大雨で視界が悪くなり、偶然見つけた寂れた宿「ベイツ・モーテル」でひと晩を過ごすことに。そこで彼女は、宿を1人で切り盛りする青年ノーマンと出会うが……。

 

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巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督によるサイコ・サスペンスの古典的名作。寂れたモーテルを舞台に、不気味で不可解な殺人事件が発生する。アンソニー・パーキンスがノーマン・ベイツ役を怪演している。

 

今や人気ジャンルとして市民権を得た"サイコスリラー"の原点ともいえる作品。本作の代名詞といえば、あの有名な"シャワー・シーン"。戦慄の45秒間は後世の映画に多大な影響を与えた。また、モーテルを営む青年を演じるアンソニー・パーキンスの演技もスリルを加速させ、視覚だけでなく心理的アプローチからも恐怖を煽っている。

 

モーテル内の剥製や壁掛けの絵など、本作では「鳥」が象徴的に登場するが、実は町(フェニックス)や登場人物(マリオン・クレインのクレイン=鶴)の名前にも鳥が隠されている。ヒッチコック作品の中では「鳥」が登場するシーンはいつも大きな変化の予兆として描かれている。

 

 

ジャンル:サスペンス

個人的満足度:☆☆☆☆☆