『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年・イギリス、アメリカ)
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監督:ブライアン・シンガー
出演:ラミ・マレック
ルーシー・ボイントン
グウィリム・リー
ベン・ハーディ
ジョゼフ・マゼロ
エイダン・ギレン
アレン・リーチ
トム・ホランダー
マイク・マイヤーズ
アーロン・マカスカー
メネカ・ダス
エース・バティ
プリヤ・ブラックバーン
ダーモット・マーフィ
ディッキー・ボウ
ジャック・ロス
マックス・ベネット
ニール・フォックス=ロバーツ
ミシェル・ダンカン
アダム・ランバート
ルーク・ディーコン
エミリー・メイ
上映時間:2時間14分
【あらすじ】
1970年初頭、ロンドン。ライブハウスに通っていた若者フレディ・マーキュリーは、ギタリストのブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラーのバンドのボーカルが脱退したと知り、自らを売り込む。二人はフレディの歌声に心を奪われ共にバンド活動を開始し、1年後、ベーシストのジョン・ディーコンが加入。バンド名は<QUEEN>に決まり、4人はアルバムを制作し、シングル「キラー・クイーン」が大ヒット。個性的なメンバーの革新的な挑戦によって、その後もヒット曲が次々に生み出され、フレディは忽ち"史上最高のエンターテイナー"とまで称されるようになる。しかし、栄光の影で次第にフレディはメンバーと対立し孤独を深めていくのだった……。
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世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に残る伝説の数々を再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざるストーリーを描き出していく。
フレディ役を『ナイト ミュージアム』のラミ・マレックが熱演。監督は『X-MEN』シリーズで知られるブライアン・シンガーがクレジットされているが、製作途中で降板しており、『サンシャイン 歌声が響く街』『イーグル・ジャンプ』のデクスター・フレッチャーが残りの撮影とポストプロダクションで監督を務めて完成させた。そうした製作トラブルも伝わる中で公開されたものの、世界中で観客に受け入れられ、日本でも2018年公開映画でトップとなる興行収入130億円を突破。社会現象とも呼べる大ヒットとなった。
第76回ゴールデングローブ賞では最優秀作品賞(ドラマ部門)、最優秀男優賞(ドラマ部門)を受賞。第91回アカデミー賞でも作品賞を含む5部門にノミネートされ、主演男優賞ほか4部門を受賞した。
ジャンル:伝記
個人的満足度:☆☆☆☆☆