『ホラー・シネマ・パラダイス』(2010年・アメリカ)
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原題:All About Evil
監督:ジョシュア・グランネル
出演者:ナターシャ・リオン
トーマス・デッカー
ノア・セガン
カサンドラ・ピーターソン
ミンク・ストール
ジャック・ドナー
上映時間:1時間38分
【あらすじ】
サンフランシスコ。亡き父から小さな映画館「ヴィクトリア・シアター」を受け継いだ女性デボラは、毎晩集まってくるホラー好きの観客たちを相手にカルト映画を上映し、細々ながらも劇場を守り続けてきた。ところがある日、意地悪な母親が劇場の売却を決め、勝手に契約まで結んでしまう。逆上したデボラは母親を惨殺し、監視カメラに収められた記録映像の一部始終を誤ってスクリーンで上映してしまう。慌てるデボラだったが、意外にも観客たちはリアルな殺人映像に熱狂しており……。
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廃館寸前まで追い込まれた街の小劇場の女性支配人が本物の殺人映画製作にのめり込んでいく姿を描いたスプラッター系B級殺人ホラー。
まぁまぁ面白かった。ザ・B級ホラーって感じ。色んな有名映画のパロディとか盛り込まれてるから、それこそホラー映画好きの人は割と盛り上がりポイント多めかも。
広告やレビューでは"ホラーコメディ"となってるが、あんまりコメディ要素はない。雰囲気ちょっと明るめなだけのホラー。
はじめ主人公かと思われた人物が最終的に悪役になるタイプの映画。
オープニング・エンディングが結構スタイリッシュ。
最終的なヒロイン母ちゃんかよ。
登場人物はみんな個性強め。
↑ちなみにこの劇場の常連として登場するめっちゃデカいドラァグクイーンみたいな人、本作の監督らしいです。マジかよ。とまぁ、こんな風に色々ツッコミながら観るのも楽しいかも。
一応最後までしっかり殺人ホラーしてるが、どうしてもB級臭は抜け切らない。スプラッターなので、グロあり注意(ギロチン乳切り、クチビル縫合、メッタ刺し etc...)。
ジャンル:ホラー
個人的満足度(5点満点):☆☆☆★★