『ペット 檻の中の乙女』(2016年・アメリカ、スペイン)
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原題:Pet
監督:カルロス・トレンス
出演者:ドミニク・モナハン
クセニア・ソロ
ジェネット・マッカーディ
上映時間:1時間34分
【ざっくりこんな感じ】
動物保護センター勤務のセス(ドミニク・モナハン)は、同じ高校でかつてマドンナだったホリーを偶然バスで見掛け声をかけるが冷たくあしらわれ、それ以来SNSで彼女のことを調べ上げ執拗に追い回すようになる。そしてセスは帰宅した彼女を攫い、自分が働く動物保護センターの地下の檻に監禁する。下着1枚でとらわれたホリーの姿を見て、飼い主気分に浸るセスだったが……。
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胸糞系監禁スリラー。
主人公・セスの異常っぷりが開始早々から炸裂しまくる。いい年こいて安い時給の仕事しかせず、高校時代の憧れだった女からも全く相手されず、冴えない男の典型でありながら、ストーカー気質。まぁ〜なかなかの"キモメン"。
主人公がこういうタイプっていうのが始めから分かってる状態でスタートする映画、意外と珍しいような気がする。
ストーリー自体は非現実的だけど、でも現実にいそうな感じの人間でもあるセスが何か恐い。
ただ、ホリーの真実が分かると若干冷めたかも。シリアルキラーとか妄想系、多重人格系は作品によっては萎える。んで、本作は萎えるタイプのやつ。
まぁ、雰囲気はスリラー映画としては良かった方かも。って事で、星は4つ。
ジャンル:スリラー
個人的満足度(5点満点):☆☆☆☆★