『ファイナル・デッドコースター』(2006年・アメリカ)
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原題:Final Destination 3
監督:ジェームズ・ウォン
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド
ライアン・メリマン
クリス・レムシュ
アレックズ・ジョンソン
サム・イーストン
アマンダ・クルー
テキサス・バトル
シャーラン・シモンズ
クリスタル・ロウ
ジェシー・モス
ジーナ・ホールデン
マギー・マ
エクスタシア・サンダース
トニー・トッド(声)
ディラン・バジル
R・デイヴィッド・スティーヴンス
パトリック・ギャラガー
上映時間:1時間33分
【あらすじ】
高校の卒業イベントで訪れた遊園地で、同級生などの写真をカメラに収めながらアトラクションを回っていたウェンディは、親友たちとジェットコースターに乗り込んだ。しかし突然、ジェットコースターのクラッシュによる大惨事が起こる予知夢を見る。パニックに陥ったウェンディは数人と共に降ろされ、事故を回避できたものの、命拾いした人たちがその後変死を遂げ始める。そして撮った写真には、"死"が暗示されていた……。
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『ファイナル・デスティネーション』『デッドコースター』に続き、"死の運命"から逃れようとする若者たちを描くサバイバル・ホラーの第3弾。メガホンを取るのは、シリーズ第1作『ファイナル・デスティネーション』を手掛けたジェームズ・ウォン監督。
第1弾では手を下す犯人はなく、不運から死にいたる姿をスリリングに見せ"逃れられない死"を描き出した。人間や怪物に殺されるのではなく、死は運命、決して抗えないというこのシリーズのポリシーは本作でも生きている。ただ、今回は「写真」というヒントが与えられ、写真に写ったポーズ、表情などから死に方を推理し、ヒロインと仲間たちは必死にそれを回避しようとするところが新しい展開。見るものも一緒に推理する楽しみがあり、また死の瞬間が差し迫ったときに写真が何を伝えたかったのか、その謎が一気に解かれるという演出もいい。工夫を凝らした第3弾だ。
ジャンル:スリラー
個人的満足度:☆☆☆☆☆