映画 #796『フィールズ・グッド・マン』

 

『フィールズ・グッド・マン』(2020年・アメリカ)

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原題:Feels Good Man

監督:アーサー・ジョーンズ

出演:マット・フューリー
   ジョン・マイケル・グリア
   リサ・ハナウォルト
   スーザン・ブラックモア
   サマンサ・ビー
   アレックス・ジョーンズ
   カエルのぺぺ  ほか

上映時間:1時間34分

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【あらすじ】

マット・フューリーの漫画「ボーイズ・クラブ」は、チルでハッピーなキャラクターたちが繰り広げる若者のリアルな日常を描き、カルト的な人気を博した。しかし、その主人公ぺぺが放ったセリフ「feels good man(気持ちいいぜ)」が全ての始まりとなる。いつからか掲示板やSNSには、このセリフと共に"ネットミーム"として改変されたぺぺが溢れだした。そして2016年アメリカ大統領選時には、匿名掲示板「4chan」でオルタナ右翼たちが人種差別的なイメージとともにぺぺを大拡散。挙げ句にADL(名誉毀損防止同盟)からヘイトシンボルとして正式認定される始末…。マットの思いとは裏腹にぺぺの乱用は加速し続け、なんとトランプ大統領の誕生に一役買うまでになり……!

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アメリカのアンダーグラウンドコミック界の人気アーティスト、マット・フューリーが生み出したキャラクターが辿ることとなった数奇な運命と現在のアメリカ社会を、アニメーションを織り交ぜて描いたドキュメンタリー。彼が"カエルのぺぺ"のイメージ奪還に奔走する様子が映し出される。

 

監督のアーサー・ジョーンズは、友人のマットを助けるため本ドキュメンタリーを制作。アニメーションを駆使しながら、今最もホットでダークな問題を浮き彫りにした。さらにNetflix「ボージャック・ホースマン」のリサ・ハナウォルトや漫画家のジョニー・ライアンなど、気鋭クリエイターたちも登場。フィクション=ミームが現実世界に影響を与える時代におけるクリエイターの苦しみと喜びも描かれる。

サンダンス映画祭新人賞を受賞、アメリカNo.1映画批評サイト「ロッテントマト」で96%Freshを獲得し、「いますぐ必見の痛烈なポリティカル・ドキュメンタリー」(Polygon)など、海外メディアからも絶賛されている。

 

 

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ジャンル:ドキュメンタリー

個人的満足度:☆☆☆★★