映画 #657『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』

 

ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』(2005年・アメリカ)

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原題:Fantastic Four

監督:ティム・ストーリー

出演:ヨアン・グリフィズ
   ジェシカ・アルバ
   クリス・エヴァンス
   マイケル・チクリス
   ジュリアン・マクマホン
   ケリー・ワシントン
   ハミッシュ・リンクレーター
   ローリー・ホールデン
   デヴィッド・パーカー
   ケヴィン・マクナルティ
   マリア・メノウノス
   マイケル・コプサ

上映時間:1時間46分

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【あらすじ】

人類の進化と宇宙嵐の関係を研究している若き天才科学者リード。彼はその謎を解明するため、元恋人の女性科学者スーらとともに、スーの現在の恋人である実業家ビクターの援助を受けて宇宙実験を実施することに。だが、宇宙空間での実験の最中、彼らは突然やってきた宇宙嵐の強烈な放射線に晒される事故に遭遇。なんとか無事に地球に生還できたものの、それは彼らのDNAに変化をもたらし、間もなくそれぞれ独特の超能力を身につけてしまったことが判明する。一方ビクターは、実験の失敗で喪失感と怒りを募らせ、次第に邪悪なパワーを帯びていく。やがて、リードたち4人は"ファンタスティック・フォー"として、暴走するビクターとの壮絶な闘いを繰り広げていくことになるが……。

 

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アメリカで絶大な人気を誇る同名コミックを映画化した、ファンタスティック・エンターテインメント。監督は『TAXI NY』でド派手なカー・アクションを見せつけたティム・ストーリーが担当。超能力を操るメンバーを演じるのは『キング・アーサー』のヨアン・グリフィズと、『シン・シティ』のジェシカ・アルバ。製作を『X-MEN』や『スパイダーマン』シリーズなどの大作を手がけた精鋭たちが担当しているだけに、期待を裏切らない迫力の映像は折り紙つき。

 

人気アメリカンコミックの映画化は数多くあるが、この原作は1961年に連載がスタート。アメリカでは、原作者が同じスタン・リーの「スパイダーマン」より古くから親しまれている。主人公4人の能力はそれぞれ、肉体が透明になる、ゴムのように伸び縮みする、炎を自在に操る、岩石のような肉体で怪力を発揮する、という4種類。各パワーがVFXも駆使して映像化され、コミックそのままの楽しさだ。ニューヨークのブルックリン橋を舞台にしたアクションなど、そのダイナミズムは破格だ。そして、4人の恋愛やジェラシーも絡んだ青春ドラマのような人間関係ももう一つの見どころ。

 

2007年には続編『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』が公開された。また、2015年にはリブートされ『ファンタスティック・フォー』が公開された。

 

 

ジャンル:アクション

個人的満足度:☆☆☆☆★