『ハーダー・ゼイ・カム』(1972年・ジャマイカ)
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原題：The Harder They Come
監督：ペリー・ヘンゼル
出演：ジミー・クリフ
ジャネット・バートレー
カール・ブラッドショー
ラス・ダニエル・ハートマン
ボビー・チャールストン
ウィンストン・ストナ
プリンス・バスター
ドン・ドッピング
上映時間：1時間43分
【あらすじ】
1970年代初頭のジャマイカ。レゲエ歌手としての成功を夢見て、貧しい農村から首都キングストンにやって来た青年アイバン。荷物を盗まれて文無しになった彼は教会に下宿することになるが、牧師の娘と恋に落ち追い出されてしまう。その後、音楽プロデューサーと知り合い運良くレコーディングの機会を得た彼は自作曲「ハーダー・ゼイ・カム」を吹き込むも、わずかな報酬しか得られず、彼は犯罪組織に加わってしまう。やがてお尋ね者になった彼の曲はヒットを記録し、人気を博すアイバンだったが……。
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レゲエ黎明期を代表するアーティスト、ジミー・クリフが主演・音楽を務めたレゲエ映画の金字塔。ジャマイカ初の商業映画で、1970年代初頭のジャマイカ社会の現実をリアルに描いて全世界にレゲエの存在を知らしめ、サントラ盤とともに長らく愛され続けている伝説的作品。
監督・脚本・製作は、本作がデビュー作のペリー・ヘンゼル。共同脚本に『ONE LOVE／ワン・ラブ』のトレバー・ローヌ。日本初公開は78年。2014年、40周年HDリマスター版が公開された。
レゲエ黎明（れいめい）期を彩る名曲の数々が全編に散りばめられている。映画ファンのみならず、洋楽ファンもぜひチェックしておきたい貴重な一作。
ジャンル：クライム
個人的満足度：☆☆☆☆☆
