『恋人』(1991年・香港)
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原題：情聖（神擊大道）
英題：The Magnificent Scoundrels
監督：リー・リクチー
出演：チャウ・シンチー
ウー・マ
ティエン・ニウ
エイミー・イップ
テレサ・モウ
ロイ・チョン
ユン・ワー
カール・マッカ
サンドラ・ン
アラン・ロー
ガブリエル・ウォング
ユン・ケイ ほか
上映時間：1時間33分
【あらすじ】
"程勝"と名乗る詐欺師の星星（チャウ・シンチー）は、彼を盲人だと思い込み金を騙し取ろうとする天然間抜けな女 （テレサ・モウ）と出会う。その女が借金取りに追われている所を助けようとしたため仲間扱いされ、期限内に金を用意しろと脅されるハメになる。
同じように借金の返済を迫られている阿發（ウー・マ）は、留守中の豪邸に骨董品を盗むよう命令され忍び込む。そこで偶然耳にした留守電のメッセージから、昔の恋人を妻に、巨乳の女を娘に仕立て、そこのオーナーに成りすまし詐欺を働こうと思いつく。
一方、お金を何とかしようと必死な星星たちは、同じ豪邸に盗みに入るが、そこへ阿發たちが現れ大慌て。だが、阿發は星星のことを、騙そうとしている相手のジャッキーだと勘違いする。それをいいことに、ジャッキーに成りすまし一儲けしようと思いつく星星だが……。
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日本では劇場未公開の作品。本作はジャージ姿ではない、割とオシャレな格好をしているチャウ・シンチーが見られるという、何ともレアな一作。シンチーの"座頭市"風アクションが拝めるのも見どころ。かのブルース・リーにも多大な影響を与えたと言われ、東南アジアでもブームを起こした座頭市。シンチーも見事なパロディを果たしている。
更に注目したいのは、豪華なキャスティング。しかもみんな揃いも揃っておバカな役で、この中で一番マトモっぽいのがまさかのシンチーという珍しい設定となっている。
隠れた小ネタも多数盛り込まれており、細部まで楽しめる作りになっている。シンチーファン、香港映画ファンは是非ともチェックしておきたい幻の作品。
ジャンル：コメディ
個人的満足度：☆☆☆☆☆
