映画 #105『ダーク・スター』

 

ダーク・スター』(1974年・アメリカ)

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原題:Dark Star

監督:ジョン・カーペンター

出演:ブライアン・ナレル
   ドレ・バヒッチ
   カル・カニホルム
   ダン・オバノン
   ジョー・サウンダース

上映時間:1時間23分

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【あらすじ】

植民地を求め、遥か彼方の宇宙を行く探査船ダーク・スター。その船に積み込まれていた惑星爆破のための爆弾が流星群に突入した際に故障。クルーたちは船内での爆発を食い止めるため、思考メカニズムの付いた高性能爆弾を説得しようとするが……。

 

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銀河開拓の旗艦ダーク・スターの航海を描いた、J・カーペンターとD・オバノンが学生時代に制作した短編作品を商業用にリメイクしたSF。脳だけ生きていて冷凍室から指揮する船長、ビーチ・ボール状エイリアン、思考する爆弾等の魅力ある小道具と忘れ得ぬラスト・シーンがこの作品をカルト・ムービーにさせた。乗員の生活風景や船内の描写は後のオバノン脚本作品「エイリアン」に受け継がれる。パロディ満載のカルトSF。

 

 

21世紀半ば。人類は宇宙に新天地を求めていた。その使命を担った光速航行の探査船ダーク・スター号は、優秀なコンピューターに統括され、4人の乗務員により、発見した不安定惑星を爆破し続けていた。途中、小惑星群の嵐に遭遇し、レーザーに異常が起きたが、だれも気がつかなかった。やがて爆破作業の途中で事件が起きる。20号爆弾が指令を無視して動き始めた。20号はレーザーの故障で船体から離脱できない状態だった。20号には宇宙船と同様に搭載された爆弾それぞれにコンピュータが組み込まれていた。隊員の1人が探査船の外で底に回り、爆発に備える20号に説得する。1度出された命令の撤回はできないと言う20号を思いとどまらせ格納庫に戻すことができた。しかし、2度、3度と繰り返されて行く内に自覚と認識が変わっていき、20号は爆発を決意する。乗組員のタルビイは船から飛び出してしまい、以前から信じているフェニックス星をめざしダーク・スターから離れる。ピンバックとボイラーは爆破と共に塵と化す。ドゥーリトルは、サーフボードのような鉄きれをつかんでフワフワと浮遊し惑星に向かう。

 

 

ジャンル:SF

個人的満足度:☆☆★★★