映画 #74『アクアマン』

 

『アクアマン』(2018年・アメリカ)

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原題:Aquaman

監督:ジェームズ・ワン

出演:ジェイソン・モモア
   アンバー・ハード
   ウィレム・デフォー
   パトリック・ウィルソン
   ニコール・キッドマン
   ドルフ・ラングレン
   ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世
   テムエラ・モリソン
   ルディ・リン
   マイケル・ビーチ
   ランドール・パーク
   グレアム・マクタビッシュ
   リー・ワネル
   ジュリー・アンドリュースカラセン
   ジョン・リス=デイビス
   ジャイモン・フンスー

上映時間:2時間23分

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【あらすじ】

海底王国アトランティスの末裔であるアクアマン(ジェイソン・モモア)は、人間として育てられた。ある日、彼はアトランティスが人類の支配を目的とした侵略を始めたことを知る。人類の想像をはるかに超える文明を持つアトランティスの強大さを知る彼は、海を守るべきか地上を守るべきかの選択を迫られる。

 

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DCコミックス原作のヒーローで、「ジャスティス・リーグ」にも参戦したアクアマンを主役に描くアクション大作。海洋生物と意思の疎通ができるヒーロー・アクアマンが主人公のアクション。人類存亡の危機に立ち向かうアクアマンの活躍が描かれる。

 

 

【起】
ある嵐の日に、海辺にアトランナ王女が倒れていた。海底の政略結婚から逃げ出し、地上に辿り着いたのだ。アトランナ王女を見つけたトムは、家に連れ帰り、世話をする。月日が経ち、2人は愛を育みアーサーという少年を授かる。後にアクアマンと呼ばれるアーサーは、海の生物と心を通わせることができた。しかし、家族の幸せな時間は長く続くことはなかった。アトランナ王女を連れ戻すために、海底から送られてきた兵士が一家を襲う。一家は無事であったが、このまま地上に留まるとトムやアーサーが危険だと考えたアトランナ王女は、平和が訪れたら陸に戻る、とトムと約束を交わし、海底に戻る。

少年アーサーは、アトランナ王女の忠臣バルコによって、海底人の戦士に通用するよう鍛えられ、闘い方を学ぶ。超人的な強さに成長したアーサーは大人になり、海賊に襲われる船を救うなど人々を助け、「アクアマン」と呼ばれる英雄的存在になっていた。


 【承】
アクアマンが海賊に襲われている船を救った際に、海賊のボスが命を落とすことになった。ボスの息子のデイビットは、アクアマンに復讐することを誓う。

一方海底では、アトランティス王国のオーム王が地上と戦うために、海底にある7つの王国を束ねようと企てていた。オーム王が海底王国のネレウス王と話し合いをしている最中、地上軍の戦艦が海底に攻撃を仕掛けてきた。怒ったオーム王は津波を起こし、地上に反撃をする。危機を感じたネレウス王は、オーム王の元に付き、地上と戦うことを決める。

ネレウス王の娘でオーム王の婚約者のメラは、地上との戦いに反対であった。メラとバルコはアクアマンに、オーム王を倒し海の王となり、戦いを止めて欲しいと頼む。王になることに乗り気でないアクアマンは、戦いを止める手伝いをすると約束し、メラと共にアトランティス王国へ向かう。しかし、アクアマンは入国許可書を持っておらず、連行されてしまう。アクアマンが連れて行かれた先では、オーム王が待ち構えており、オーム王はアクアマンに決闘を申し込む。オーム王は、異父兄弟で人間の血が混じるアクアマンの存在を恥じており、消したいと考えていた。

アクアマンの持つ武器ではオーム王に敵わないと悟ったメラは、アクアマンを助け出し、2人で真の海の王のみが手にすることのできる伝説の矛を探す旅に出る。


 【転】
アクアマンとメラは砂漠の海へと渡り、伝説の矛の在処を導き出していた。ようやく目指す方向が見えてきた最中、以前アクアマンに父親を殺された海賊のデイビットが現れる。デイビットはアクアマンを殺すためにオーム王と手を組んでいた。アトランティスの武器を身に纏ったデイビットは、以前と比べものにならない程強く、ブラックマンタと化していた。激闘の末、ブラックマンタを倒したアクアマンとリタは、伝説の矛が眠っているとされる海溝王国へ向かう。海溝王国は下等種族の住む世界で、過去にはアトランナ王女が生贄として送られた場所であった。

海溝王国では、数えきれない程の猛獣「トレンチ」がアクアマンとリタの乗る船に襲い掛かり、2人の行く手を阻む。アクアマンとメラは海の中を必死に逃げる最中で逸れてしまう。トレンチに襲われかけて気を失ったメラが目を覚ますと、アトランナ王女が立っていた。そこは海溝王国を抜けた、隠れた海と呼ばれる地球のコアであった。アトランナ王女は海溝王国を逃げ切り、生き延びていたのだ。メラを助けたアトランナ王女は、後から辿り着いたアクアマンと再会を果たす。


 【結】
隠れた海にあるとされる伝説の矛は、滝の下の洞窟に眠っていた。アトランナ王女は何度も手にしようと試みたが、矛を守る猛獣に阻まれ、手にすることはできなかった。洞窟に向かったアクアマンは猛獣と対峙するが、伝説の矛を抜き取ることができ、猛獣にも認められた。真の海の王の誕生である。

一方、オーム王は甲殻王国以外の国を支配し、権力を強めていた。オーム王が甲殻王国に攻め込み制覇する寸前のところで、アクアマンが伝説の矛を片手に現れる。伝説の矛を手にしたことで、全ての海の生物を味方につけたアクアマンは、甲殻王国を守り、オーム王と対決する。矛を操るアクアマンの強さは誰の手にも及ばず、オーム王は決闘に敗れる。アトランナ王女もアトランティス王国に戻り、オーム王は投獄される。

アトランナ王女が海に帰ってから、毎朝日の出の時刻に必ず桟橋に立つトムの元へ、アトランナ王女が姿を現し、2人は熱い抱擁を交わす。それは陸と海が一つになり、平和が訪れた象徴であった。

 

 

ジャンル:アクション

個人的満足度:☆☆★★★