映画 #25『ブルー・リベンジ』

 

『ブルー・リベンジ』(2013年・アメリカ、フランス)

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原題:Blue Ruin

監督:ジェレミー・ソルニエ

出演者:メイコン・ブレア
    デヴィン・ラトレイ
    エイミー・ハーグリーヴス
    ケヴィン・コラック
    イヴ・プラム

上映時間:1時間30分

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【あらすじ】

 ボロボロの青色のセダンを根城にし、誰とも関わらないようにひっそりと生きているホームレスの男、ドワイト(メイコン・ブレア)。警察に呼び出された彼は、両親を殺した犯人が刑に完全に服すことなく刑務所から出されることを告げられて大きなショックを受ける。やがて、すさまじい怒りに駆られた彼は復讐を決意。セダンを激走させ、釈放された犯人のもとへと向かうドワイト。だが、その復讐劇は思わぬ事態を引き起こし……。

 

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第66回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞し、サンダンス映画祭でも上映されたサスペンススリラー。両親を亡き者にした犯人が刑期満了を待たずに出所したのを知ったホームレスの男が、両親の敵を討とうとする姿を追い掛ける。主演は監督と共に、本作を機に注目を浴びることになったメイコン・ブレア。鮮烈なバイオレンス描写はもちろん、静かでエモーショナルなドラマに圧倒される。

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映像、ストーリー、演技と全てにおいてクオリティーの高い復讐スリラー。意外性もあるし、先も読めないしで面白かった。

 

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↑主人公・ドワイト。ホームレス生活を送っていたが、因縁の相手の出所を知り激昂。勢いのまま暴走を止められなかった彼は、取り返しのつかない事態を引き起こす。以降、身なりを整え、素性を隠して町での生活に溶け込むようになる。

 

 

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復讐に燃える主人公だが、とにかく鈍臭くて不器用な、冴えない中年男。武器の使い方もろくに分からぬまま敵地へ乗り込んでいったりするなど、計画性や度胸にやや欠ける。それが本作のスリルに拍車をかけている感じ。

 

終盤の復讐シーンにはかなりハラハラさせられた。求めてたスリルを味わうことが出来た。心臓に悪いが。

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人生を捨てた男の、一世一代の大勝負を見届けよう。

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ジャンル:スリラー

個人的満足度(5点満点):☆☆☆☆☆