映画 #1459『リチャード・ジュエル』

 

『リチャード・ジュエル』(2019年・アメリカ)

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原題:Richard Jewell

監督:クリント・イーストウッド

出演:ポール・ウォルター・ハウザー
   サム・ロックウェル
   キャシー・ベイツ
   ジョン・ハム
   オリヴィア・ワイルド
   イアン・ゴメス
   ウェイン・デュヴァル
   ニーナ・アリアンダ 
   ディラン・カスマン 
   エリック・メンデンホール

上映時間:2時間11分

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【あらすじ】

96年、五輪開催中のアトランタで、警備員のリチャード・ジュエルが、公園で不審なバッグを発見する。その中身は、無数の釘が仕込まれたパイプ爆弾だった。多くの人々の命を救い一時は英雄視されるジュエルだったが、その裏でFBIはジュエルを第一容疑者として捜査を開始。それを現地の新聞社とテレビ局が実名報道したことで、ジュエルを取り巻く状況は一転。FBIは徹底的な捜査を行い、メディアによる連日の加熱報道で、ジュエルの人格は全国民の前で貶められていく。そんな状況に異を唱えるべく、ジュエルと旧知の弁護士ブライアントが立ち上がる。ジュエルの母ボビも息子の無実を訴え続けるが……。

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アメリカン・スナイパー』の巨匠クリント・イーストウッドが、1996年のアトランタ爆破テロ事件の真実を描いた伝記ドラマ。主人公リチャード・ジュエルを『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のポール・ウォルター・ハウザー、母ボビを『ミザリー』のキャシー・ベイツ、弁護士ブライアントを『スリー・ビルボード』のサム・ロックウェルがそれぞれ演じる。2019年11月に開催されたAFI映画祭においてワールドプレミアが行われた。

 

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マリー・ブレナーが1997年に雑誌「ヴァニティ・フェア」に寄稿した記事「American Nightmare: The Ballad of Richard Jewell(アメリカの悪夢:リチャード・ジュエルのバラード)」を原作とし、1996年のアトランタオリンピックで爆発物を発見して多くの人命を救った英雄であるにもかかわらず、FBIやメディアに容疑者と見なされた実在の警備員リチャード・ジュエルを描いた本作。果たして彼は、英雄か、それとも事件の犯人なのか? 計り知れない苦悩を味わう不運な警備員の姿を硬軟自在の演出で描き、SNSの時代に警鐘を鳴らす味わい深い秀作に仕立て上げた。

 

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ジャンル:ドラマ

個人的満足度:☆☆☆☆☆