映画 #1206『オレの獲物はビンラディン』

 

『オレの獲物はビンラディン』(2016年・アメリカ)

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原題:Army of One

監督:ラリー・チャールズ

出演:ニコラス・ケイジ
   ラッセル・ブランド
   ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ
   アメール・チャダ・パテル
   ポール・シェアー
   ウィル・サッソー
   チェノア・モリソン
   デニス・オヘア
   レイン・ウィルソン
   ラリー・チャールズ
   エイドリアン・マルティネス
   マシュー・モディーン
   マイケル・ユチャク(声)

上映時間:1時間32分

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【あらすじ】

コロラド州の片田舎。愛国心にあふれた中年男のゲイリーは、米同時多発テロ事件の首謀者とされるテロリスト、オサマ・ビンラディンの居場所を政府がいつまでも見つけられないことに業を煮やしていた。

ある時、日課人工透析中にゲイリーは神から啓示を受ける。

パキスタンに行って、オサマ・ビンラディンを捕まえるのだ」

アメリカを救えるのは、オレしかいない! 使命感と愛国心を燃え立たせ、ゲイリーはビンラディン捕獲作戦を開始する。

まず向かったのはラスベガスのカジノ。目的は資金集めだ。次にサンディエゴへと飛んで渡航手段のヨットを探し、武器には日本刀を調達する…。突飛な行動続きのゲイリーを周囲は心配するが、当の本人はそんなことなどどこ吹く風。あらゆる波乱を乗り越えて、ようやく辿りついたパキスタン。ところが、そこで彼を待ち受けていたのは、意外にも陽気でフレンドリーな現地の人々だった!

見知らぬ土地での異文化交流をついつい楽しんでしまうゲイリー。そうしているうちに、いつしかCIAにも目をつけられてしまって――!?

どうなる、独りぼっちのビンラディン捕獲作戦。政府をも悩ますターゲットを探し出し、自身の信じる〈正義〉を達成できるのか……?

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2010年にオサマ・ビンラディン誘拐を企てた容疑でパキスタン当局に拘束されたアメリカ合衆国在住の男性ゲイリー・フォークナーの実話を基にしたコメディ映画。フォークナー帰国時の様子や、ビンラディン死亡を発表するバラク・オバマ大統領の会見など、実際のニュース映像が多く用いられている。また、映画本編にもニュース番組の映像特集のような生真面目なナレーションが随時挿入される。

 

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ボラット』の鬼才監督が、全米を騒がせた愛国オヤジの〈実話〉に挑む!

笑いと狂気が入り混じる仰天コメディ誕生!!


過激な笑いで世界を挑発してきた『ボラット』の鬼才ラリー・チャールズ監督が、驚きの実話に挑戦! タッグを組んだのは、ハリウッドで唯一無二の存在感を放つ俳優ニコラス・ケイジだ。ケイジが演じるのは、神の啓示を受け"ビンラディン捕獲"にたった独りで挑んだキテレツオヤジ、ゲイリー・フォークナー。彼は7回も単身パキスタンに渡り、ビンラディン誘拐を企てた疑いでパキスタン当局に拘束されたアメリカ人で、何と〈実在の人物〉である。白髪と体重を激増させ本人になりきったケイジの演技は米国各紙で絶賛され、俳優としての新境地を開拓した。日本刀を振り回し暴走するケイジの熱演は爆笑必至だが、思い込みで突っ走るその姿はいつしか不思議と悲哀を帯び、不条理な現代社会の狂気を浮かび上がらせていく…。さらに、ケイティ・ペリーの元夫でコメディアンのラッセル・ブランドが神を演じる他、『スーパー!』のレイン・ウィルソンら隙のないキャストが顔をそろえている。

己の信じる正義に向かって爆走するゲイリーを、ただの変人として我々は笑い飛ばせるのか? 鋭い毒が弾け飛ぶ、全現代人必見の問題作だ!!

 

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ジャンル:コメディ

個人的満足度:☆☆☆☆☆