映画 #1136『シャーク・ド・フランス』

 

『シャーク・ド・フランス』(2022年・フランス)

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原題:L'annee du requin

英題:Year of the Shark

監督:ルドヴィック・ブケルマ
   ゾラン・ブケルマ

出演:マリナ・フォイス
   カド・メラッド
   ジャン=パスカル・ザディ
   クリスティーヌ・ゴーティエ  ほか

上映時間:1時間27分

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【あらすじ】

フランス南西部にあるリゾート地ラ・ポワント。ある日、この小さな美しい村で正体不明の怪物に襲われた男性が発見される。観光客で賑わうビーチは大パニックとなり、閉鎖されることに。そんな時、早期退職を予定していた海上警察官の一員マジャはこれがサメの仕業であると推測。最後の任務としてサメ退治に挑む。その後、勇敢な彼女はサメの捕獲に成功し、地元の人からも祝福され引退。しかし、新たに遺体の一部が発見され、海岸地帯は再び警戒態勢に! マジャは地元の人たちから非難を浴び、立場が一転。そして彼女は再び、"サメ退治"に向かう……。

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フランス人の双子監督ルドヴィック&ゾラン・ブケルマが、『ジョーズ』にオマージュを捧げて描いた、フランス映画史上初のサメ映画。引退間近だった女性海上警察官がサメ退治に挑む姿を、オフビートかつコミカルに描く。

 

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すっかり夏の風物詩としてエンタメ界に定着してきた"サメ映画"。SF、パニック、モンスター、大作からパロディなど、なんでもアリ状態で様々な作品が作られているが、本作は、サメ映画の金字塔、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ジョーズ』(1975)にオマージュを捧げるちょっとユニークなサメ映画。手がけたのは、フランス人の双子監督ルドヴィック&ゾラン・ブケルマ。前作の『テディ』(2020)が、第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出され、日本では第12回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルで初披露されたことで注目された。彼らは「もう1度(サメ映画の)原点(の『ジョーズ』)に立ち返ろう」と脚本を書き上げ、早期退職を間近に控えた海上警察官を主人公にしながらも、現代的な風刺を効かせた、他のサメ映画とは一線を画す、オフビートでスタイリッシュなコメディ映画を作り上げた。

 

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主人公マジャを演じるのは、『私は確信する』(2018)、『ヴィーガンズ・ハム』(2021)、『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』(2022)、さらに第53回東京国際映画祭でグランプリを受賞した『ザ・ビースト(英題)』(2022)などの話題作への出演が続く注目のフランス人俳優マリナ・フォイス。もともとは劇団でコメディエンヌとして活躍していた彼女が本領を発揮し、異常なまでにサメ退治にのめり込む海上警察官を演じる。

 

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ジャンル:スリラー

個人的満足度:☆☆★★★