映画 #490『ボーイズ・ライフ』

 

『ボーイズ・ライフ』(1993年・アメリカ)

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原題:This Boy's Life

監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ

出演:レオナルド・ディカプリオ
   ロバート・デ・ニーロ
   エレン・バーキン
   ジョナ・ブレッチマン
   エリザ・ドゥシュク
   カーラ・グギノ
   クリス・クーパー
   トビー・マグワイア
   キャシー・キニー  ほか

上映時間:1時間55分

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【あらすじ】

終戦後のにわか景気に沸く1950年代後半のアメリカ。暴力的なボーイフレンドから逃れ、一攫千金を夢見るキャロラインとその息子トビーは、旅を重ねるうちにシアトルの田舎町に流れ着いた。やがて社交的な紳士ドワイトと恋に落ちたキャロラインは再婚するが、いざ一緒に暮らしてみると、彼の偏執的な本性が徐々に牙をむきはじめ、その余波が暴力となってトビーに降りかかるようになる……。

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1950年代のアメリカを舞台に、楽天家の母と暴力的な継父のもと、苦しみもがきながらも成長していく少年の姿を真摯に描いた感動のヒューマン・ドラマ。名優ロバート・デ・ニーロの胸を借り、演技の才能を見事に開花させた若きレオナルド・ディカプリオの記念碑的作品。

監督は『ドク・ハリウッド』のマイケル・ケイトン=ジョーンズ、製作は『アサシン』のアート・リンソン、エグゼクティヴ・プロデューサーは『バットマン  リターンズ』のピーター・グーバーとジョン・ピータースのコンビ。脚本は『ステラ』のロバート・ゲッチェル、撮影は『愛と哀しみの果て』のデイヴィッド・ワトキン、音楽はカーター・バーウェルが担当。

 

本作は、作家で大学教授のトバイアス・ウルフの若き日を描いた自伝小説を映画化した作品である。当時無名の新人だったレオナルド・ディカプリオが天性の演技力を見せつけ、大ブレイクのきっかけとなった。暴力をふるい少年を苦しめる、悪魔のような継父を演じたロバート・デ・ニーロがとにかく恐ろしく、物語にリアリティを与えている。周囲と葛藤しながらも自立していく少年の成長が瑞々しく描かれ、家族の在りかたを考えずにはいられない1本。

 

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ジャンル:ドラマ

個人的満足度:☆☆☆☆☆